「本当の自分」とは何か…解離性同一性障害をテーマにした人間ドラマ『心のパズル』公開決定

解離性同一性障害(多重人格障害)を題材に、人が抱える“心の多面性”と「本当の自分とは何か」という問いを描く映画『心のパズル』が、2026年5月23日(土)より東京・新宿K’s cinemaほか全国順次公開される。主演は矢野聖人。監督・脚本を務めるのは、本作が長編映画初監督となる門脇重治だ。

本作のメインビジュアルでは、フェンスの格子がパズルのピースのように表現され、複雑に絡み合う人間の心の内面を象徴的に描き出す。そこには、自分自身の心と向き合おうとする主人公・湯浅公彦の姿が映し出されている。

物語の主人公は、かつて舞台俳優として活動していた湯浅公彦。ある稽古場で、尊敬していた演出家・柳本清に対して抑えきれない衝動に駆られ、激しい暴力を振るってしまった過去を抱えている。自分の中に存在する、制御できない“もう一人の自分”。その存在に苦しみながら、現在は探偵として静かな生活を送っていた。そんなある日、公彦のもとに「柳本は多重人格者ではないか。その証拠をつかんでほしい」という依頼が舞い込む。依頼主は、かつて柳本からパワハラを受けていた人物だった。半信半疑のまま調査を始めた公彦だったが、そこに現れたのは、かつての柳本とはまるで別人のように変貌した姿だった。調査を進めるほどに浮かび上がるのは、人格が入れ替わるような不可解な言動。そして、公彦自身の心の奥底にも潜む“もう一つの人格”の影。過去の出来事と向き合うなかで、公彦は次第に「本当の自分とは何か」という根源的な問いへと導かれていく。

主演の矢野聖人が、内面に葛藤を抱える主人公を繊細に演じるほか、柳本清役を六角慎司が演じ、複数の人格を持つ難役に挑む。さらに小松利昌、佐伯日菜子、小沢まゆら実力派俳優陣が物語を支える。

飲食業界出身という異色の経歴を持つ門脇重治監督は、長年抱えてきた自身の想いを映画という形で表現。本作では、人の心の矛盾や多面性を真正面から描き、「誰の中にも存在する複雑な心」と向き合うきっかけを提示する。

■作品情報
タイトル:心のパズル
公開日:2026年5月23日(土)より 新宿K’s cinema ほか全国順次公開
出演:矢野聖人、六角慎司、小沢まゆ、檜尾健太、川綱治加来、金田誠一郎、古谷朋弘、加藤あみ、佐伯日菜子、小松利昌
プロデューサー・脚本・監督:門脇重治
監督補:前田直樹
アソシエイトプロデューサー:山﨑歩
制作・配給:スタジオレヴォ
企画・製作:PagosS
製作国:日本
上映時間:83分

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