河崎実監督が、特撮映画への愛をすべて注ぎ込んだ最新作『怪獣天国』のポスタービジュアルと予告編が解禁された。『いかレスラー』『ギララの逆襲』で知られる“バカ映画の巨匠”が、実相寺昭雄監督の怪獣総登場企画や円谷英二監督の発言に着想を得て実現した、特撮ファン待望の“夢の怪獣映画”だ。

本作では、『怪獣総進撃』(1968)の11体を上回る、22匹もの怪獣が登場。マーミットの「マミトラー」、70年代幻の「テラインコグニータ」、GYAROMIの「クトゥルフオイド」、そして河崎監督作品でお馴染みの怪獣たちが一挙集結する。主演は『ウルトラマンブレーザー』の蕨野友也、ヒロインに志田音々ら、特撮ファンに嬉しいキャスティングが勢ぞろいした。
浅草で中古レコード店を営む浅谷浩之は、小学4年生の息子・健太を育てるシングルファーザー。健太は本気で「怪獣は実在する」と信じていたが、ある日“怪獣プロレス”の舞台裏で着ぐるみから人間が出てくる瞬間を見てしまい、大きなショックを受ける。
失望の中にいた健太は、ある日なんと本物の怪獣・マミトラーと遭遇し、友情を育んでいく。マミトラーはそのまま浅谷家に居候し、レコード店を手伝うことに。ほのぼのとした奇妙な共同生活が始まった。しかし、店の常連で怪獣マニアの稲葉が盗み出したレコード「怪獣フラメンコ」を再生した瞬間、事態は急転。稲葉は怪獣ビッグモンに憑依されてしまう。同じ頃、浅草の怪獣コスプレイヤーたちが次々と怪獣化し暴れ始め、人々の日常は一気に混乱に陥る。
ビッグモンは世界中の眠っていた怪獣を次々と蘇らせ、人類滅亡を狙う総攻撃を開始。対するマミトラーは巨大化し、テラインコグニータと協力しながら襲来する怪獣たちを次々と撃破するが、圧倒的な怪獣軍団を前に絶体絶命の危機に陥ってしまう——。果たしてマミトラーと健太は、この未曾有の怪獣大戦争を止めることができるのか。少年と怪獣の絆が、世界を救う鍵になる。 
▼予告編







■作品情報
タイトル:『怪獣天国』
公開日:2026年1月23日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー
監督:河崎実
キャスト:蕨野友也、志田音々、高木ひとみ〇、黒岩紘翔、イジリー岡田、佐野光洋、なべやかん、永野希、高野浩幸、二代目三波伸介 ほか
制作:株式会社BBB、有限会社リバートップ
配給:エクストリームフィルム
仕様:2025年/日本映画/カラー/ステレオ/ビスタサイズ/DCP/71分
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