香港ノワールの巨匠ジョニー・トー×名匠ソイ・チェンが放つ衝撃作『マッド・フェイト 狂運』本予告&本ポスター解禁!

第42回香港電影金像奨で最優秀監督賞・脚本賞・編集賞の3冠に輝いた注目作『マッド・フェイト 狂運』が、2026年1月2日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開される。本作から本予告・本ポスター・場面カットが一挙解禁された。

今回解禁された本予告では、祈りと儀式にすべてを捧げる熱血占い師ホイ(ラム・カートン)と、“誰でもいいから殺したい”という衝動を抑えられないサイコパス青年シウ(ロックマン・ヨン)の危険な邂逅が描かれる。雨の日に続発する娼婦連続殺人事件をきっかけに出会った二人。シウは「考えようとしなくても(殺人が)勝手に思い浮かぶ」と異常な衝動を吐露し、ホイは「運命に屈するのか?戦い続けろ!」と必死に彼を説得する。しかし映像のラストでは、娼婦に「出会ったのは運命だもの」と囁かれたシウが、握る凶器に力を込める不穏なシーンが…。果たして“殺したい運命”に抗うことはできるのか?香港ノワールの緊張感、スリラーの狂気、美術演出の迫力が混ざり合う、ソイ・チェン監督ならではの“パラノイアワールド”が炸裂している。

解禁された本ポスターには、怯えの色を浮かべる占い師ホイ、そしてナイフを突きつけ“不穏な笑み”を浮かべるシウの姿。わずか1枚で、二人の運命が破滅へ向けて動き出すことを予感させる、緊迫感に満ちたビジュアルとなっている。

併せて公開された場面カットでは、雨の中に佇むシウ、様々な占術を繰り出すホイ、そして二人が激しく争う衝撃的なシーンも。“決められた運命とカルマに抗う物語”である本作の世界観が、ヴィジュアルからも濃密に伝わってくる。

本作はベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、香港電影金像奨で3冠を含む計10部門ノミネートの高評価を獲得。監督は『リンボ』『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』で世界的評価を得た名匠ソイ・チェン。プロデュースは香港ノワールの伝説ジョニー・トー。脚本はジョニー・トー作品の常連ヤウ・ナイホイが手がけ、主演は名優ラム・カートン、共演に香港の人気男性グループ「MIRROR」のロックマン・ヨンが参加する。香港ノワールの香り、独創的美術、コミカルなホラー演出、残忍さすら感じるスリラー要素が混ざり合い、観客を“心地よくも危険な陶酔”へ導く。

▼本予告
https://youtu.be/1tlocHFynYU

■作品情報
タイトル:『マッド・フェイト 狂運』
公開:2026年1月2日(金) 新宿シネマカリテほか全国順次 新春ロードショー
監督:ソイ・チェン
出演:ラム・カートン、ロックマン・ヨン(MIRROR)、ン・ティンイップ、チャン・チャームマン、ン・ウィンシー、ウォン・チンヤン(キティ)
制作年/国:2023年/香港
言語:広東語
上映時間:108分
映倫区分:PG-12
原題:命案 Mad Fate

ストーリー:
娼婦ばかりが狙われる猟奇殺人が続発し、不穏な空気に包まれた街。激しい雨の夜、娼婦に奇妙な儀式を施す占い師ホイと、“誰でもいいから殺したい”衝動に苦しむ青年シウ。過去にシウを刑務所送りにしたベテラン刑事の監視が続く中、ホイは嫌な予感を頼りに娼婦のアパートへ向かう。そこには配達員を装うシウの姿が──。そして吊るされた血まみれの遺体を前に、二人の“運命”が激しく交錯する。最低最悪の運命に逆らう、奇妙で熱い戦いが幕を開ける。

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