松坂桃李「予想を遥かに上回る面白さ!」『ひゃくえむ。』完成披露試写会で熱気あふれるトーク

劇場アニメーション『ひゃくえむ。』が9月19日(金)に全国公開を迎えるに先立ち、8月27日(水)、東京・日経ホールにて完成披露試写会が行われた。会場には主演の松坂桃李(トガシ役)、染谷将太(小宮役)、内山昂輝(財津役)、津田健次郎(海棠役)、そして岩井澤健治監督が登壇し、作品に込めた想いやアフレコの裏話を語り尽くした。

舞台挨拶の冒頭、松坂は満員の観客を前に「僕が参加しているから言うのもなんなんですが、この作品、めちゃくちゃ面白いです。予想を遥かに上回る面白さがあります。ぜひSNSなどで感想をシェアしてください」と力強くアピール。

また完成した映像を観た感想についても「漫画で感じた衝撃がそのままアニメーションで再現されていて、本当にすごいものが出来上がった」と驚嘆の声をあげた。

共演の染谷は「音と臨場感と生々しさが加わって、最高に面白い。心を揺さぶられました」とコメント。さらに内山は「他のスポーツアニメとはまったく違う映像表現に感動しました」、津田も「王道のカタルシスと独自の表現が共存していて、今日はお越しになってよかったと思います」と作品の革新性を語った。

松坂と染谷の共演は2011年の『アントキノイノチ』以来14年ぶり。松坂は「めちゃくちゃうれしかった。なんでこんなに共演できなかったんだろう」と冗談交じりに語り、染谷も「またご一緒できて本当にうれしい」と感慨をにじませた。

松坂は津田との収録を「無料で名演技を間近で見られてラッキーだった」と大興奮で振り返り、津田も「掛け合いが生々しく録れた」と手応えを語った。染谷と内山の収録では互いに刺激を受け合った様子も明かされた。

さらにフリップトークでは「胸が熱くなること」をテーマに、それぞれがユニークな回答を披露。松坂は「金魚すくい」、染谷は「プール」、津田は「純度の高さ」、監督は「今」と答え、会場を沸かせた。

締めくくりに松坂は「“100mを誰よりも速く走れば、全部解決する”。シンプルだけどディープな世界を、ぜひ臨場感とともに受け取ってください」と力強く観客に呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。

■作品情報
タイトル:『ひゃくえむ。』
公開日:2025年9月19日(金)全国公開
原作:魚豊『ひゃくえむ。』(講談社刊)
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
声の出演:松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎 ほか
主題歌:Official髭男dism「らしさ」

©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会