戦後80年という節目の年に、内田也哉子が“戦争と対話”をテーマに全国6カ所を訪ねたドキュメンタリーシリーズ『戦争と対話』が、テレビ放送に続き映画館での上映が決定した。2025年8月30日(土)より、東京・ポレポレ東中野を皮切りに全国順次公開される。
本作は、長野県の老舗放送局・SBC信越放送と日本映画放送が共同制作した連続ドキュメンタリー。内田也哉子が、戦争の記憶と向き合ってきたSBC制作の6本の秀作ドキュメンタリーを起点に、各地の土地と人々を訪ね、6人の“対話人”とともに語り合う旅を描く。シリーズを通して、戦争の影響、戦後社会の歩み、そして平和を守るために私たちができることを多角的に問いかける。
旅の起点は、戦没画学生の作品を集めた美術館「無言館」(長野県上田市)。2024年より同館の共同館主を務める内田也哉子が、深いまなざしで過去を見つめ直し、対話を通じて未来へのヒントを紡いでいく。
【シリーズ各話と対話者一覧】
#1『無言館・レクイエムから明日へ』対話相手:フォークシンガー 森山直太朗
#2『少年たちは戦場へ送られた』対話相手:タレント YOU
#3『再会〜平壌への遠い道〜』対話相手:ジャーナリスト 青木理
#4『遼太郎のひまわり』対話相手:ミュージシャン 坂本美雨
#5『78年目の和解』対話相手:杉並区長 岸本聡子
#6『いのちと向き合う』対話相手:佐喜眞美術館館長 佐喜眞道夫
【内田也哉子 コメント】
「去年から『無言館』に関わることになり、今年は戦後80年。信越放送のドキュメンタリーを通じて、多くの美しくも悲しいふるさとと出会い、対話を重ねました。芸術と戦争、個人と国家、加害と被害…さまざまなテーマが浮かぶこの旅が、多くの方に届くことを願っています」
企画・プロデュースは、『人生フルーツ』『さよならテレビ』などで知られる阿武野勝彦。テーマ音楽は『Dr.コトー診療所』『篤姫』『鬼平犯科帳』新シリーズなどを手がけた作曲家・吉俣良が担当。ディレクターに中村育子、プロデューサーに手塚孝典と三瓶祐毅を迎え、ドキュメンタリーとしての質の高さにも注目が集まる。
■映画情報
タイトル: 戦後80年 内田也哉子 ドキュメンタリーの旅『戦争と対話』
企画・プロデュース: 阿武野勝彦
テーマ音楽: 吉俣良
出演: 内田也哉子 ほか
製作: SBC信越放送/日本映画放送
公開日: 2025年8月30日(土)より ポレポレ東中野ほか全国順次公開
©2025 SBC信越放送/日本映画放送