横浜流星演じる逃亡犯の“5つの顔”に隠された真相とは?『正体』予告編

『余命10年』が興行収入30億円を超える社会現象を巻き起こし、最新作『青春18×2 君へと続く道』が日本のみならずアジア各国で大ヒットを記録する藤井道人監督が手掛ける、横浜流星主演のサスペンスエンタテイメント『正体』が、11月29日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露された。

主人公・鏑木を演じるのは、2025年NHK大河ドラマの主役にも抜擢され国民的俳優の地位を確かなものにしている横浜流星。5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木に体当たりで挑む。公私ともに交流がある藤井監督とは長編劇場映画では今回で『青の帰り道』『ヴィレッジ』に続き3回目のタッグとなる。

日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)、そして鏑木を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。鏑木の正体とは?そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の“真の目的”とは。その真相が明らかになったとき、信じる想いに涙があふれる。

予告編では、殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けるもある目的の為に脱走し、姿や顔を変えながら潜伏している主人公の鏑木が東京、大阪、長野の各地で出会った人々と交流を深めていく様子が描かれている。吉岡演じる沙耶香とはフリーライターとして出会い、鏑木が家がないところを助けたことを機に仲を深めやがて彼の無実を信じるようになっていく。森本演じる和也とは、大阪で日雇い労働者として共に働き、仕事仲間としての友情を深めていくが、和也は次第に鏑木の正体を疑い始める…。そして山田杏奈演じる舞とは、長野の介護施設で共に働き、舞は鏑木への好意をつのらせていく。しかし山田孝之演じる刑事・又貫の捜査網が鏑木に迫り、遂に鏑木を追い詰めた又貫は銃を向けながら「なぜ逃げた…?」と問う。その時の鏑木の表情が意味するものとは?

ポスタービジュアルでは、逃亡し潜伏し続ける鏑木の“5つの顔”が並ぶ。振り返る彼が見つめる先にある本当の目的とは?そして彼の「正体」とは?

本作の主題歌には、若者を中心に今や絶大な人気を誇るバンド・ヨルシカの書き下ろし新曲「太陽」に決定した。コンポーザーのn-bunaとボーカルのsuisからなるヨルシカは物語性に富んだ楽曲が特徴的だが、「太陽」も逃亡を続ける鏑木に優しく寄り添うような歌詞となっており、観終わった者の心に作品の持つメッセージを静かに問いかけてくる。「太陽」についてヨルシカは「太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました。今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まっています。正体という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです」とコメントを寄せている。

さらに主題歌や予告編についてキャスト4名でのインタビューを実施したところ、横浜「自分も藤井監督も好きなヨルシカさんに引き受けてもらって、この作品のとてもぴったりな、寄り添ってくれる歌を作ってくださって、歌ってくださって本当に感謝しています」、吉岡「横浜さんが本当に血のにじむような努力をされていたのを思い出しました。ラストカットのあの表情が忘れられず、鮮明に残っています」、森本「惹きつけられるいい予告でした。(山田)孝之さんの表情が忘れられないですね」、山田(杏奈)「鳥肌が立つくらいいい予告でした。ヨルシカさんの優しい歌声と、流星さんのひたすらに走っている絵にグッとくるものがありました」と語っている。

『正体』
2024年11月29日(金) 全国公開
監督:藤井道人
原作:染井為人「正体」
脚本:小寺和久 藤井道人
主題歌:ヨルシカ「太陽」
出演:横浜流星 吉岡里帆 森本慎太郎 山田杏奈 前田公輝 田島亮 遠藤雄弥 宮﨑優 森田甘路 西田尚美 山中崇 宇野祥平 駿河太郎 木野花 田中哲司 原日出子 松重豊 山田孝之
配給:松竹

【ストーリー】 殺人事件の容疑者として逮捕された鏑木が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。彼の正体とは?鏑木の計画とは。

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