カルト教団のコミューンから脱走したマリアが、逃げ込んだ一軒家で体験する悪夢『オオカミの家』予告編&場面写真

『ミッドサマー』のアリ・アスターが絶賛した、チリの二人組監督レオン&コシーニャによるストップモーション・アニメーション『La Casa Lobo(原題)』が、邦題を『オオカミの家』として8月19日より公開されることが決定。併せて、予告編、場面写真、メイキング写真がお披露目となった。

クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの二人組による初の長編映画『オオカミの家』は、チリ南部のある施設から逃走し、森の中の一軒家で二匹の子ブタと出会った娘マリアの身に起きる悪夢のような出来事を描いた“ホラー・フェアリーテイル”アニメーションだ。

予告編は、カルト教団のコミューンから脱走したマリアが、逃げ込んだ一軒家で二匹の子ブタと出会う場面からスタート。安全な場所を見つけたかに思えたが、子ブタも部屋も禍々しい姿に形を変え、どこからかマリアの名前を呼ぶ声がするという不穏さに満ちた予告となっている。

また、『オオカミの家』と、同時上映の短編『骨』の場面写真、そしてレオン&コシーニャが制作する様子が垣間見れるメイキング写真も一挙解禁となった。

▼『骨』場面写真

▼『オオカミの家』メイキング写真

オリジナルA4クリアファイル付前売り券は1,500 円 (税込)で、6月17 日よりシアター・イメージフォーラムにて発売開始となる。

『オオカミの家』
2023年8月より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督:クリストバル・レオン ホアキン・コシーニャ
脚本:クリストバル・レオン ホアキン・コシーニャ アレハンドラ・モファット
声の出演:アマリア・カッサイ ライナー・クラウゼ
配給:ザジフィルムズ

【ストーリー】 美しい山々に囲まれたチリ南部のドイツ人集落。“助け合って幸せに”をモットーとするその集落に、動物が大好きなマリアという美しい娘が暮らしていた。ある日、ブタを逃がしてしまったマリアは、きびしい罰に耐えられず集落から脱走してしまう。逃げ込んだ一軒家で出会った2匹の子ブタに「ペドロ」「アナ」と名付け、世話をすることにしたマリア。だが、安心したのも束の間、森の奥から彼女を探すオオカミの声が聞こえはじめる。怯えるマリアに呼応するように、子ブタは恐ろしい姿に形を変え、家は悪夢のような禍々しい世界と化していく。

『骨』
監督:クリストバル・レオン ホアキン・コシーニャ
エグゼクティブ・プロデューサー:アリ・アスター
音楽:ティム・フェイン
配給:ザジフィルムズ

【ストーリー】 2021年、新憲法草案の議論が進むチリで、ある映像が発掘された。それは、少女が人間の死体を使って謎の儀式を行っているもので…。1901年に制作された世界初のストップモーション・アニメーション(という設定)。

© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018
© Pista B & Diluvio, 2023