世界を代表する女性監督と実力派女優が集結し、日本からは杏と呉美保監督が参加した7つのショートストーリーからなる映画『私たちの声』が、9月1日より公開されることが決定した。併せて、予告編と場面写真がお披露目となった。
女性のエンパワーメントが叫ばれる現代、世界の映画界で活躍する女性監督と女優が集結し、女性が主人公の7つの物語を紡ぎ出した映画『私たちの声』。「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンとして掲げる非営利映画製作会社
出演者は各国を代表する実力派女優が勢ぞろい。ジェニファー・ハドソン(『ドリーム・ガールズ』『リスペクト』)、カーラ・デ(『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』『スーサイド・スクワッド』)をはじめ、(「デスパレートな妻たち」)、(『ポロック2人だけのアトリエ』)、(『3つの鍵』)、(『フライング・ジャット』)らが名を連ねる。監督には、(『トワイライト〜初恋〜』)、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』や『ドリーム』で知られる女優らが参加している。そして日本からは、唯一無二の存在感が光る女優・杏と、『そこのみにて光輝く』(14)が国内外で高い評価を受けた呉美保が前作『きみはいい子』以来8年ぶりにメガホンをとり、日本の情緒あふれる家族の姿を描く。
さらに主題歌「Applause」は、本年度アカデミー賞歌曲賞にノミネート。アメリカ音楽界のヒットメーカーであり、セリーヌ・ディオンやシェール、レディー・ガガなど名だたる歌手に多数の楽曲を提供し、2001年にソングライターの殿堂入りを果たしたダイアン・ウォーレンが作詞・作曲を務め、歌手/女優としてマルチに活躍するソフィア・カーソンが歌唱を担当。今日という一日を生きる人々に、曲名どおり「拍手」を贈る力強い楽曲となっている。
予告編では、色とりどりに彩られた7つのストーリーが垣間見える。ナレーションは、現在TBS系『世界遺産』のナレーションも担当し、本作で世界デビューを果たした杏本人が務めており、困難に立ち向かう主人公たちを優しく包み込むような仕上がりに。ダイアン・ウォーレンが手掛け、第95回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた主題歌「Applause」が7人の人生をよりドラマチックに輝かせる。
そして各話の場面写真も公開。ジェニファー・ハドソン主演の『ペプシとキム』は過去の出来事が原因で自分の中に存在するもう一人の人格・ペプシと戦う女性キムの物語、マーシャ・ゲイ・ハーデン&カーラ・デルヴィーニュ出演の『無限の思いやり』ではコロナ禍のロサンゼルスを舞台に、若いホームレスと彼女をケアする医師との交流が描かれる。エヴァ・ロンゴリア出演の『帰郷』は亡き妹が遺した姪と心を通わせていくヒューマンドラマ、杏主演の『私の一週間』は子育てと仕事に追われるシングルマザーの多忙な日々と家族の素晴らしさが味わえる。マルゲリータ・ブイ主演の『声なきサイン』は病院にやってきた犬の飼い主の異変に気付いた獣医の奮闘を描くスリリングなドラマ、ジャクリーン・フェルナンデス主演の『シェア・ライド』は初めて出会うトランスジェンダー女性と友情を築いていく裕福な女性が新しい世界を知っていく物語、アニメーションの『アリア』は怖がらずに常識を破り自我を見つけていく主人公の勇敢な姿が描かれる。
『私たちの声』
2023年9月1日(金)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:タラジ・P・ヘンソン キャサリン・ハードウィック ルシア・プエンソ 呉美保 マリア・ソーレ・トニャッツィ リーナ・ヤーダヴ ルチア・ブルゲローニ&シルヴィア・カロッビオ
出演:ジェニファー・ハドソン マーシャ・ゲイ・ハーデン カーラ・デルヴィーニュ エヴァ・ロンゴリア 杏 マルゲリータ・ブイ ジャクリーン・フェルナンデス
配給:ショウゲート
■杏×呉美保監督『私の一週間』
【ストーリー】 シングルマザーのユキは、アヤとトワという2人の子どもたちを育てるために、毎日休みなく働く。ユキの朝はせわしなく始まる。朝食を作り、洗濯をし、掃除機をかけ、アヤを小学校へ送り出した後にトワを保育園へ送り届け、経営する弁当屋に。夕方に子どもたちを迎えに、習い事に連れて行く。帰宅すると夕食を作り、風呂、寝かせつけのあと、新しい弁当のメニューを考え、日が変わった頃に眠りにつくという多忙なルーティンを繰り返す。
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