『新聞記者』、『ヤクザと家族 The Family』などの話題作を世に送り出すスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画を担当、『新聞記者』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した藤井道人が監督・オリジナル脚本で挑む、横浜流星主演のサスペンス・エンタテインメント『ヴィレッジ』が、4月21日より公開中。このほど、5月1日にＴＯＨＯシネマズ 六本木ヒルズにて公開御礼舞台挨拶が行われ、キャストの横浜流星、一ノ瀬ワタル、奥平大兼が登壇した。

満席の劇場に登場した横浜は、「公開から10日が経ちましたが、本当にたくさんの方々に観ていただけるのをすごく感じていて、非常に嬉しく思っています」と挨拶。

一ノ瀬とのアクションシーンについて「やられるシーンしかなかった」という横浜は、「精神的にも勝てない相手なんですけど、大事な人を守る一心で立ち向かわなきゃいけないので、あのシーンはとてもしびれましたね」とコメント。続けて「でも、撮り終わったときに達成感がありましたよね。一ノ瀬さんとだから、あの迫力のあるシーンになった」と撮影を振り返った。

一ノ瀬は横浜を殴るシーンについて「横浜さんが、『大丈夫ですよ。パンチが当たった瞬間に首で避けるんで』って言って。俺は昔、キックボクシングをやってたから分かるんですけど、この技術って長年培って使う技術なんです。それをやられる俳優さんに初めて会った」と、横浜の演技を大絶賛。

対して横浜は「躊躇されてもあれなので、本気でやってもらいたかった。とにかく受け止めようという気持ちで」と、熱演の裏話を明かした。

横浜と奥平は空手経験者、一ノ瀬は元プロ格闘家といこうとで、「3人が喧嘩したらすごそう」という話に。奥平は「流星くんには絶対に勝てない」と尻込みすると、一ノ瀬も「（横浜の）胸ぐらをつかんだとき、『この人、体幹強いな！？』と思って。（劇中シーンでは）俺が一方的にやってるけど『この人、絶対強い』」と思っていたことを明かしていた。

『ヴィレッジ』
2023年4月21日（金）より、全国公開
監督・脚本：藤井道人
音楽：岩代太郎
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー：河村光庸
出演：横浜流星　黒木華　一ノ瀬ワタル　奥平大兼　作間龍斗（HiHi Jets／ジャニーズJr.）　淵上泰史　戸田昌宏　矢島健一　杉本哲太　西田尚美　木野花　中村獅童　古田新太
配給：KADOKAWA/スターサンズ

【ストーリー】 夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃より霞門村に住む片山優は、美しい村にとって異彩を放つこの施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ希望のない日々を送っている。かつて父親がこの村で起こした事件の汚名を背負い、その罪を肩代わりするようにして生きてきた優には、人生の選択肢などなかった。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す。

©︎2023「ヴィレッジ」製作委員会