羽海野チカによる大ヒットコミックを2部作で実写化した『3月のライオン』の、後編が4月21日より公開! それに先立って行なわれた試写会で舞台挨拶が行なわれ、監督&キャストが登壇。以下全文でお届け!
MC:本日は映画『3月のライオン』“愛の後編”特別試写会にお越しいただきましてありがとうございます。『3月のライオン』は、先月“戦いの前編”が公開されましてすでに見た方々から熱い共感と感動を呼んでいる話題作です。公開初日に実施されました全国アンケートでは「とても良かった」と「良かった」を合わせて90.8%という高い満足度を獲得しました。さらにネット上では、まるでアクション映画のように胸を熱くさせる将棋の対局シーンや、静かなる決闘に挑むプロ棋士たちの真剣なまなざしと美しいたたずまいに、“格闘ものじゃないよねー”というくらい手に汗握ったとか、ガチンコの“殴り合い”に汗が出てのどが渇いたとエキサイトする男性の意見や、とてつもない色香が!もう…や将棋を指しているだけで皆色気あふれすぎだよー!とノックアウト寸前の女性からの意見が続出しまして、4月に入ってもまだまだ“戦いの前編”の興奮と勢いはとどまるところを知りません。
そしてアンケートでは、いよいよ今月22日より公開となります“愛の後編”も「必ず見たい」「見ると思う」を合わせて96.7%と非常に高い数字を記録しています。男性たちが戦う前編から今度は女性も戦う後編に向けて、早くも期待が高まっております。そして今日はその“愛の後編”の愛のテーマにちなみまして、家族、夫婦、恋人、友人といった大切な人とペアでご招待いたしました。それでは皆さん大きな拍手と歓声でお迎えください。映画『3月のライオン』の神木隆之介さん、清原果耶さん、高橋一生さん、大友啓史監督の登場です。改めて大きな拍手をお願いします。ではまず皆さまからひと言ずつご挨拶をいただきたいと思います。主人公、将棋のプロ棋士桐山零を演じられました神木隆之介さんお願いします。
神木:えー、こんにちは!(こんにちはー!) 今日は本当に来ていただいてありがとうございます。桐山零をやらせていただきました神木隆之介です。今日はね、あったか~い、ポカポカした日で(場内から笑いがもれる)そうですよね!? あってますよね?
MC:間違ってないですよ(笑)
神木:大丈夫ですよね(笑)? しかも今回、僕たちもこういう舞台挨拶は初めてなんですけども、皆さん大事な方と見に来られてるっていうことで、なんかあったかい気持ちになれる舞台挨拶になるんだろうなってすごく思っております。あったかい雰囲気で進めてコミュニケーションを取っていけたらいいなと思っております。よろしくお願いします。
MC:よろしくお願いします。客席がポカポカしてますよね。
神木:雰囲気がちょっと本当にあったかいので。
MC:外も内もポカポカしてるということですね。よろしくお願いします。続きまして川本三姉妹の次女ひなたを演じられました清原果耶さんお願いします。
清原:川本ひなた役を演じさせていただきました清原果耶です。今日やっと後編を皆さんに見ていただけるということで、本当にドキドキ、ワクワクした気持ちもありつつ、不安もいっぱいまだあります。皆さんにどう思ってもらえるかは分からないんですけど、私は前編も後編もすごくやりがいがあって楽しい撮影だったので、皆さんに見ていただいて大好きって言ってもらえるような作品になっていると思います。皆さん今日は最後までよろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。続きまして零の担任教師、林田高志を演じられました高橋一生さんお願いします。
(フーーーーーーーッ!!!)
MC:フーーーーーーーッ!!!っていう声が上がっていますけども。
高橋:こんにちは。林田先生役をやらせていただきました高橋一生です。えーっと今日は非常にポカポカして(笑)、劇場も外もポカポカしてますけど、先ほど皆さんとかなり至近距離でかなり近い距離で反応を見させていただいて、お化け屋敷のお化けってこんな感じなのかなってさっき清原さんと話をしていたんですけど(観客の入場時にゲストがお出迎えするサプライズがあった)、そこで肌で感じたのはすごくこの映画を楽しみにされてるなということが分かりました。ぜひ後編も楽しみに見てもらえればなと思います。本日はよろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。では大友啓史監督お願いします。
監督:どうも大友です。
(監督ーー!!)
監督:やめてくれよ(笑)。照れるじゃないか。この映画は見ていただいた方から後編がかなりイイと、いろんな方からお褒めいただいておりまして、僕も後編を一刻も早く皆さんに見ていただきたいと思っておりました。本当に零君がどういうふうに成長していくのか、そしてキャストたちがどういった芝居をして、この物語がどこにいくのか、ぜひ今日はゆっくり皆さんに楽しんでいただければと思っております。ではでは。
MC:ありがとうございます。“戦いの前編”が公開されてネット上でも熱い感想があふれかえっておりますけども、神木さん。
神木:ふぁい。
MC:神木さんっ!? なんかちょっとふわっとしてましたけど大丈夫ですか!?
監督:寝てる寝てる。
神木:なんかポカポカ~って。
MC:ポカポカしてました? 前編を見た周りの反響とかどんなものがありましたか?
神木:試写会とかで見てくれた仲間とか友達からもすごく良かったって言ってもらえてますし、それこそ東出(昌大)君、でっ君とか本当に良かったって言ってくれてたんで嬉しいです。
MC:将棋で実際に東出君と対局もしたということですが。
神木:そうなんです、そうなんです。ホント強いんですよ。ホントに強くて。
MC:どこで戦ってんでしたっけ?
神木:でっ君ちで。
MC:あ、でっ君ちで。
神木:はい、対局させてもらって。そのときにこの映画で将棋を教えてくださってた先生の方にでっ君も教えてもらってたみたいで、(撮影が)始まる前にお邪魔させていただいて、3人で将棋の話とかを将棋を指しながら話したりしてました。
MC:その東出さんも良かったと。
神木:はい。
MC:監督。
監督:(マイクなしで)ああ、はい。
MC:いや、監督もふんわりしてますけど、マイク、マイク。
監督:はいは~い。
MC:はいは~いっておかしいですよ(笑)。今日いらっしゃってるお客さんはも前編をご覧になっている方がほとんどだと思うんですけど、公開までに2回、3回見たくなる映画なんです前編も。もう1回見るとしたここを注目するといいよっていうポイントをぜひ。
監督:意外とね小物とか美術の置き物。零が看病されている1シーンだけでてくる、あかりさんの部屋のポスターとかね結構細かい仕事してますよ皆さん。あと川本家の猫が今いったいどこにいるのかとかね。本当に丁寧な仕事をしてるんで物語に入れ込んでいただいたあとは、今度は我々映画人が細かく作り込んだ美術ですとか、光の美しさですとか、そういう物まで目を向けていただけるとたぶんここにいないキャストやスタッフも喜んでくれるんじゃないかと思いますんで。よろしくお願いします。
MC:ぜひ後編の公開前にもう1回その辺を確かめていただきたいと思います。高橋さん。
高橋:は、は、はい。
MC:全員がふわっとしてますね。
高橋:ちょっとわざとやっちゃいました(笑)。
MC:主人公・零の先生役で出演されてますが、共演された神木さんとは、現場でどんなお話をされてたんですか?
高橋:そうですね、本当に取り止めのない話を結構してました。日常的な話ですね。
神木:カップ麺を林田先生がいっぱい食べていて。
高橋:ほとんどカップ麺食べてるんですよね。
神木:監督もね、長回しで何回も撮られる方ですので、すごい量を食べてらっしゃったんですよ。
高橋:テストからもうほぼちゃんと食べてたんですね。
神木:そうなんです、そうなんです。
高橋:そのうちカメラの向こう側に麺を用意してくださってる方がいて、ものすごいでっかいタッパーで。タッパーに麺だけがぎっしり入っていて。で、終わるたびにそれを入れてくんですね。カップラーメンの替え玉ですね。僕、本当にご飯食べるの好きなんでね、カップラーメン大好きなんで期待してましたね、毎回毎回。
神木:ひと口が大きかったですもんねー。
高橋:ねーひと口が。
MC:リハーサルから本気食いしていたと。
高橋:もう本当に食ってましたね。
MC:あと神木さん、たわいもない話なんておっしゃってましたけど。
神木:はいはい、撮影が始まったのが大体4月で、そのときはまだ屋上寒いって言ってたんですよ。ベンチコート着て。後編とか残りの学校のロケっていうのが最後の方で夏近くだったんですよ。半袖がいいねーなんて話していて、すごいそこで季節を感じましたね。季節の話が一本の映画のなかでできるんだって思って。
高橋:そうですね。本当に暑くなっても冬服着たりして、暑いのに。
MC:そして常にタッパーに入った麺が用意されていたと。
高橋:常にセッティングされてましたね。ありがたいことに。
MC:今、神木さんと高橋さんのお話がありましたけど、神木さんは高校生役、清原さんは中学生役だったわけですが、今回先生役の高橋さんに俳優として人生としても先輩ということで、ぜひ何かアドバイスをもらいたようなこと、相談したいことありますか? 神木さんありますか高橋さんに相談したいこと。
神木:そうですね。皆さんご存知のようにこんな素敵な方ですから。
高橋:なんのリアクションもないですけどね。
(ステキーーー!!)
神木:ね! じゃないですか。
高橋:ありがとうございます。言わせちゃったな(笑)。
神木:(笑)。どうやったら素敵に生きられるんですか?
高橋:ははははは。すごい抽象できましたね。本当に褒め合うようでなんなん出すけど、神木さんはそのまんまでいいと思います。神木さん屋上で撮影しているときも居ずまいから桐山だったんですね、林田から見ていて。その役になってそこに居られるということだけでも本当に稀有なことだと思うんですね。だからもうこのままで、神木さんは神木さんの良さでこれからもどんどん膨らんでいくと思うんで、もう僕は言うことはありません!
神木:先生、ありがとうございます!
MC:神木さんすごい今褒められましたけど。
神木:照れますねー。でもそのままでいいんだっていうのをおっしゃっていただいたんで先生に。
MC:高橋って今いちばんセクシーな男ってね。男としての色気って。
神木:確かにそうですね。色気ってどうやって出すんですか?
高橋:今度はすごい具体できたね(笑)。色気っていのは意識しないことですよ。
(おーーーー)
監督:達人だ、達人の言葉を聞いた今。
(拍手)
MC:これ難しいですね。意識しないで出ちゃうっていう。
神木:いやー本当ですよ。意識しないで出るってすごいですよね。
MC:清原さんもありますか?
清原:アドバイスってことじゃないんですけど、私今15歳なんですけど、高橋さんが15歳のときにしとけばとかったなってことはありますか? お芝居のことでも普段のことでも。
高橋:女優さんとしてってことなんですか?
清原:じゃあ、そうですね。
高橋:女優さんであればこそきっと普段の生活なんじゃないですかね、15歳の。その日常的な生活をどんどん送れなくなっていくと思うんですね、お仕事をされていって若い頃から。そうすると日常的な一般的なことっていのがどんどん薄れていく可能性があるので、日常生活で生きている実感みたいなものを、キャッチしておけばお芝居にもいかせていんじゃないかなっーってすごい真面目こと言ってる。
清原:そういうようなことを監督からもおっしゃっていただいて。打ち上げで監督にありがとうございましたって言いに行ったら、毎日過ごしてる日々を楽しんでくださいみたいな。お芝居につながることがたくさんあるのでって監督にもおっしゃっていただいて、それとまったく同じことですね。
(監督と高橋が握手)
MC:熱い握手が今交わされましたけど。
監督:心が通じ合ってる。
高橋:やっぱりそうだった。
清原:ありがとうございます。
MC:じゃあやっぱりこの言葉を大事にっていうね。
清原:そうですね。
MC:神木さんが15歳の頃ってどうだったんですか?
神木:え? 僕が15?
MC:同じ質問ですけど、やっぱり毎日を大事っていう。
高橋:神木先生はどう思ったんですか?
神木:15歳のときですか? 15のときは僕は特にあまり考えずに生きていましたし、学校はすごく楽しかったですし、小学校のときはまだ子供だからあれだけど、中3とかになると年下がいるということをちょっと意識し始める。だから
年下の子たちを引き連れて遊んでましたし、だけど、もしも自分が15歳の自分に会ってひとつ言いたいことは、もてたいって言ってるうちはもてないぞと。(場内爆笑)
MC:さっきの話と通じてますね。
神木:今、学んだことをそのまま15の僕に言いたいですね。
MC:もてたいとかかっこつけたいとかしてるとやっぱり逆に。
神木:っていうのを今23歳で知りました。そのままもう言いたいですね。
MC:今、清原さんがなるほどっておっしゃってましたけど。
清原:勉強になりました。ありがとうございます。
MC:本当に高橋さんみたいな先生がいたらなってね。
神木:そうですよね。
MC:いよいよ今月21日より“愛の後編”が公開になります。前編はプロ棋士たちの熱い戦いが中心だったこのドラマは後編は愛がテーマになっていきます。監督と神木さん、後編をこれからご覧になる皆さんにここに注目してほしいというポイントを教えていただけますか。神木さんいかがですか。
神木:“戦いの前編”は棋士の男性が戦いっていたと思うんですけど、後編は結構女性も戦ってるなっていう印象は大きいですね。それこそひなたちゃんもそうだし、あかりさんもそうですし、有村さんの香子ちゃんもそうですし、それぞれやっぱり人間で、いろんなものを抱えて生きてるんだなっていうのがすごく“愛の後編”になってるかなって思います。
MC:女性たちも今回戦ってるぞっていうね。監督はいかがでしょう。
監督:これもともとは「3月のライオン」の11巻が発売されるときに出たポスターで、キャッチコピーが確か「すべての戦う人たちへ」みたいな(「人生を、戦う者たちへ。」)というのが出たんですね。それがすごく好きで、どんなレベルのどんな場所にいる方でも勇気を振り絞って何かに向かって前向きに行こうとかね、決意を振り絞って戦っていると思うんですよね。日常の中でそれぞレベルはあるけれども。だから後編っていうのは、川本姉妹含め前編は棋士たちだけが戦っているように見えたけど、後編はもう皆戦いますから。そして皆しっかり自分の大切なものをね、見極めてそれを守ろうとして皆戦っていくんで、僕はそれが“3月のライオン”、まさに心の中に秘めた“ライオン”たちが後編で姿を現わしますよそれぞれの人たちの。そのあたりをねぜひ見ていただきたいです。
MC:はい、このあとお楽しみいただきたいと思います。今日のお客様、大切な方とペアで来ていただいていますけど、ご参加に当たって皆さんには大切な方に愛されてるなという瞬間、エピソードをお寄せいただきました。今日はその中から2つほどご紹介させていただきたいと思います。「娘が生まれたとき、ふと思い出して、私が生まれたとき母がつけていた育児日記を借りてみました。古いノートには細かい字とイラストで毎日の出来事や私の成長がびっしりと。そこにある母と私の姿が私と娘に重なって、初めてで不安だった乳児期を乗り切ることができました。それからずっと今も私と娘を支えてくれている母に感謝しています」という。あともうひとつご紹介しましょう。
「去年の誕生日、娘が主人と一緒にサプライズでお祝いをしてくれたとき、愛を感じました。誕生日会のプログラムの中盤になぜかTVを見るというのがあって、爆笑したのもいい思い出です」。神木さんいかがですか? 神木さんは何かそういう家族の誕生日パーティみたいなことはありますか?
神木:ちっちゃい頃はありましたけど、最近は誕生日会とかやってはいないです。けど、学生のときとか自分が間違ってるのに正しいって突き進んで、親とぶつかるみたいな、尊敬しているからこそ越えたいって思う時期もありましたけど、この映画も見てそうなんですけど、今、皆大変で戦っていて会社とか学校とか、ひとりになっていってしまうようなところがあって、そういうふうに追い込んでいっちゃたりとかそういう場面もたぶん皆さんあると思うんです。だけどふと周りを見ると、家族もそうだし友人や恋人とかいろんな関係性の人たちがちゃんと自分の居場所を作ってくれてるんだなっていうのを、(この映画を見て)皆さん思ってくださるんじゃないかなって思って。僕はこの映画を見た後に、親とゆっくり話したいなーってすごく思いました。
けんかとかするけど、それは全部僕のことを考えてくれてるんだなって。けんかしてぶつかるってちょっと敵と意見がぶつかってるみたいな、否定されてるっていうような気がするけど、あ、自分を心配して言ってくれてるんだなっていうことが最近気付いて嬉しかったです。すごいあったかくなりました。
MC:皆さんからエピソードをいただいたんですけど、キャストの皆さんにも改めて伺いたいと思います。後編では家族の愛情が描かれています。本日のお越しの皆さんと同様に皆さんが家族とか友人とか大切な人に愛されてるなーって感じるエピソードや、逆に自分が大切な人を愛おしいと感じるエピソードをお聞きしたいんですが、神木さんはまさに今の、
神木:そうですね、親の大事さに気付いた。
MC:なかなか若いときは気付かないですよね。反抗期ってあったんですか?
神木:うるさいっ!って思ってました。なんで否定すんの!なんで違うって言うの!って。自分はこう思ってるんだけど、え?みたいな。
(神木のかわいい反抗ぶりに場内&高橋笑)
MC:なんで違うって言われたんですか?
神木:学校での悩みどうやってこの人とこう接すればいいかわからないっていうのもありましたし。
高橋:反抗期に思えないところがいいよね(笑)。
MC:うるさーい!って何やってもかわいいみたいなね。
神木:(笑)そういう不安定な学生のときって違うよとかって言われると、えっ?って思うじゃないですか。否定されたって。だけど、時を経て、7年後ぐらいですか。これは否定じゃなくてどうやって自分が楽に人と接することができるか、自分を楽にしてくれるために、それじゃ苦しいでしょって言ってくれてたんだなとか、そうやって心配をしてくれてるんだなってことが分かりました。だからちょっとけんかとかして電話切ったりすると、あ、無言では切らないですよ! あーなんで優しくできなかったんだろうって思うようにはなりましたね。
MC:清原さんはいかがでしょうか。
清原:さっきお誕生日会のお話が出たと思うんですけど、私のお家で家族の誕生日を絶対祝う会を開くんですよ。そのときにクラッカーとかすごい数を用意してすっごい鳴らして、ケーキを買ってきてとか。私は姉がいるんですけど、姉にその誕生日会を開いたらすごい泣いて、喜んでくれたのがすごい嬉しくなって、家族の愛とかそういうのが素敵なだって思いました。
MC:親とかにうるさーい!とか思わないですか?
清原:思わないですね。
(場内爆笑)
神木:さすがしっかりしてらっしゃる。有望株。
MC:有望株ってなんですか。高橋さんいかがですか。
高橋:神木さんがさっきインタビューで前編から後編にかけて桐山の目が鮮やかになっていくっておっしゃってたんですよね。たぶん彼が対局する相手と向き合っていくんですけど、対決していくことっていうのが、ある意味自分を生かしていることなんだなとたぶん桐山は何となく無意識に気付いていくんでしょうね。それで“愛の後編”につながっていくと思うんです。つまり、戦いってものすらも自分を生かすというか、自分は人生に愛されているだっていうことを、桐山はきっと感じていくんだと思うんですね。今なんか保護者の先生みたいなしゃべり方になっちゃった(笑)。自分の人生に愛されているというか、自分の人生は自分が主役なんだっていうことを認識していくことが、人生に愛されてるなって思いますね。それぞれいろんな人と会うたびに。と、思って、おりますよ。
MC:そろそろお時間です。最後にこれから後編をご覧になる皆さんにひと言お願いします。
神木:改めて本当に今日はありがとうございます。そうですね、本当に素直に楽しんでいただければ、僕たちは何も言うことはありません。だけど今日せっかく大事な大切な人とこの作品を、見ていただけることが嬉しいですし、皆さんにとって意味のある1日だったなって思ってもらえたすごく嬉しいです。楽しんでください。今日はありがとうございました!
MC:ありがとうございました。大きな拍手でお送りください!