広瀬すず「もりもり食べてました」食制限中でもお昼は焼き肉!?松坂桃李「本当に羨ましい」

凪良ゆうによる本屋大賞受賞の傑作ベストセラー小説を、『悪人』『怒り』の李相日監督が広瀬すずと松坂桃李のダブル主演で映画化する『流浪の月』(読み:るろうのつき)が、5月13日に公開初日を迎えた。このほど、同日にTOHOシネマズ 日比谷にて初日舞台挨拶が行われ、キャストの広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、内田也哉子、増田光桜、そして李相日監督が登壇した。

クランクイン前に李監督から「儚くなってほしい」という指示があり、身体を絞るための食事制限をしたという広瀬だったが、撮影中は「もりもり食べてました」と謎の笑顔。広瀬は、その理由について「お昼は特に(体重が)減っていっちゃう。食事を管理してくださっていたトレーナーさんが『炭水化物も食べてください』と言っていただいていたので、よくマネージャーさんと焼き肉を食べに行っていた」ことを告白した。

広瀬と一緒に焼き肉に行ったという李監督は、「桃李くんのことを考えると胸が痛くて…」と、広瀬以上の食事制限を指示していた松坂に対して、申し訳ない気持ちになったこと明かした。これに松坂は「むしろ良かった」とホッとした表情を浮かべ、「カメラテストの時に、(広瀬が)めちゃくちゃ痩せていて。これをキープするのは大変だろうな」と思っていたようで、「良かった」としながらも、「本当に羨ましい」と本音も飛び出した。

「間違えて、(松坂を食事に)一回誘ってしまった」という広瀬は、「『食べに行こう』って桃季さんに言ったら、『僕は大丈夫です…。明日までは我慢します…』って(笑)。だから私達もその日は、監督と一緒にコンビニご飯にしました」と述べると、松坂は「行けばいいのに〜!?」と申し訳なさそうな表情を浮かべていた。

『流浪の月』
2022年5月13日(金) 全国公開
監督・脚本:李相日
原作:凪良ゆう「流浪の月」
出演:広瀬すず 松坂桃李 横浜流星 多部未華子 趣里 三浦貴大 白鳥玉季 増田光桜 内田也哉子 柄本明
配給:ギャガ

【ストーリー】 雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗(広瀬すず)に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文(松坂桃李)。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2か月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。“傷物にされた被害女児”とその“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。が、更紗のそばには婚約者の亮(横浜流星)がいた。更紗の過去も受け入れた上で、彼女を見守ってきたつもりの亮だったが…。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷(多部未華子)が寄り添っていて…。

©2022「流浪の月」製作委員会