『ブリジット・ジョーンズの日記』製作陣が、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のビーニー・フェルドスタイン主演で作家・コラムニストのキャトリン・モランの半自伝的小説を映画化した『ビルド・ア・ガール』が、10月22日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。
オアシス、ブラー、プライマル・スクリーム、ハッピー・マンデーズやマニック・ストリート・プリーチャーズといった人気バンドが、UKロックシーンに旋風を巻き起こした1990年代前半のイギリスが舞台の本作。大手音楽情報誌のライターに応募した冴えない女子高校生は、編集部のアドバイスにより、“嫌われ者”の辛口批評家として過激な毒舌記事を書きまくることに。次第に人気になっていった彼女だが、徐々に自分の心を見失っていく。
予告編前半では、郊外で暮らす冴えない高校生・ジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)が、退屈な日々に「もう耐えられない!爆発してやる!」と単身ロンドンに乗り込み大手音楽情報誌「D&ME」のライターに応募し、髪を真っ赤に染め、大胆で奇抜な衣装に身を包み、人気音楽ライター“ドリー・ワイルド”の才能を見事に開花させる姿が映し出される。だが、ジョアンナは取材で出会ったロック・スターのジョン・カイト(アルフィー・アレン)に夢中になってしまい、冷静な記事を書けずに大失敗。「生き残りたいなら、全て蹴散らせ!」という編集部のアドバイスにより、アメリカのヒップホップグループ、ハウス・オブ・ペインをこき下ろしたかと思えば、伝説のバンド、クイーンの名曲を「ボヘミアン“寒”ソディ」呼ばわりするなど過激な毒舌記事を書きまくることでふたたび返り咲く。地位と名声、お金も手に入れた一方、彼女は徐々に自分の心を見失い、「最近のあなたは狂ってる」と家族にも見放されてしまう。しかしジョアンナは挫折や痛い経験をしてもなお自分を見つめ直し、ふたたび突き進んでいく。今の自分を受け入れ、失敗を恐れずに何度でも挑戦する主人公ジョアンナの魅力が詰まった、愛すべき映像に仕上がった。また、ジョン・カイトのライブシーンは、マドンナやプリンス、ブルーノ・マーズら数々の有名ミュージシャンがライブを開いてきた、ロンドンの名門ライブハウスKOKOで撮影を行うなど、本編では洋楽ファンも注目のシーンが満載だ。
場面写真には、「何かが起こるのを待っていても人生は変わらない!」と勇気を出して初めての世界へ一歩踏み出すジョアンナや、彼女が編集部のメンバーを連れてロンドンを闊歩するカット、憧れのロック・スター、ジョン・カイトとの2ショットなど、ジョアンナと彼女を取り巻くキャラクターたちの姿が収められる。
併せて、本作の特典付きムビチケカード(前売り券)が、7月23日より発売されることが決定した。特典は、UKミュージックやファッションを表現のルーツに、Suchmosやsumikaらミュージシャンのアートワークを手掛けるなど、音楽、ファッション業界で今大注目のイラストレーターで、digmeoutのアーティストであるYUGO.がデザインしたオリジナルバックステージパス風ステッカー(数量限定)。価格は1,500円(税込)。
『ビルド・ア・ガール』
10月22日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国公開
監督:コーキー・ギェドロイツ
原作:キャトリン・モラン「How to Build a Girl」
脚本:キャトリン・モラン
出演:ビーニー・フェルドスタイン パディ・コンシダイン サラ・ソルマーニ アルフィー・アレン フランク・ディレイン クリス・オダウド エマ・トンプソン
配給:ポニーキャニオン フラッグ
【ストーリー】 1993年、イギリス郊外に家族7人で暮らすジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)は、底なしの想像力と文才に長けた16歳の高校生。だが学校では冴えない子扱い。そんな悶々とした日々を変えたい彼女は、大手音楽情報誌「D&ME」のライターに応募。単身で大都会ロンドンへ乗り込み、仕事を手に入れることに成功する。だが取材で出会ったロック・スターのジョン(アルフィー・アレン)に夢中になってしまい、冷静な記事を書けずに大失敗。編集部のアドバイスにより“嫌われ者”の辛口批評家として再び音楽業界に返り咲くジョアンナ。過激な毒舌記事を書きまくる“ドリー・ワイルド”へと変身した彼女の人気が爆発するが、徐々に自分の心を見失っていき…。
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