父の死で初めてお互いの存在を知った3姉妹の癒しと成長の物語『花椒(ホアジャオ)の味』11月公開!

第39回香港電影金像奨で11部門ノミネート、最優秀美術指導を受賞、第26回香港電影評論学会大奨では最優秀女優賞(サミー・チェン)にノミネートされた『花椒(ホアジャオ)の味』が、11月5日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、父の死で、初めてお互いの存在を知った3姉妹が、父の火鍋店を継ぎ、秘伝のスープを再現する過程を通して、家族の温かさを知り、家族と自分自身と向き合う、癒しと成長の物語。

3姉妹の長女ユーシュー役でサミー・チェン、次女ルージー役でメ―ガン・ライ、3女ルーグオ役でリー・シャオフォンが出演。そのほか、ユーシューが心を開く麻酔医チョイ・ホーサン役にリッチー・レン、元婚約者クォック・ティンヤンにアンディ・ラウ、ルージーの母親ジャン・ヤーリン役に台湾のベテラン、リウ・ルイチー、ルーグオの祖母リウ・ファン役に中国国家一級俳優のウー・イエンシュー、ふらふらして頼りない、でも愛がある父親ハー・リョン役に歌手・俳優のケニー・ビーが扮する。

監督・脚本は、『烈日当空(原題)』(監督)、『恋の紫煙』(脚本)のヘイワード・マック。プロデューサーは、香港電影金像奨を6度受賞し、2020年ベネチア国際映画祭で生涯功労賞の金獅子賞を受賞したアン・ホイが務める。

ポスタービジュアルには、父亡き後、3姉妹が揃って火鍋店を訪れ、店の表で写真を撮るシーンが収められる。まだ店を継ぐとは決めておらず、この後3人で本来は最後となるはずだった父の味・火鍋を食べる。長女ユーシュー(サミー・チェン)は真面目な性格を表す眼鏡と髪型、地味な服装、次女ルージー(メ―ガン・ライ)は、ビリヤードのプロ選手で、ボーイッシュな黒を基調にしたシンプルな服装、そしてネットショップオーナーの3女ルーグオ(リー・シャオフォン)はおしゃれな服装と三者三様の様子が見て取れる。また、お店の舞台になる香港島・大坑(タイハン)は、ファイヤードラゴンダンス(舞火龍)というお祭りが有名で、店のドアの隣に小さなドラゴンが飾られているなど、細部も魅力的な写真となっている。

『花椒の味』
11月5日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:ヘイワード・マック
プロデューサー:アン・ホイ ジュリア・チュー
音楽:波多野裕介
出演:サミー・チェン メーガン・ライ リー・シャオフォン リウ・ルイチー ウー・イエンシュー リッチー・レン ケニー・ビー アンディ・ラウ
配給:武蔵野エンタテインメント

【ストーリー】 疎遠になっていた父が、突然店で倒れた。ユーシュー(サミー・チェン)は、会社から病院に駆けつけるが、もう亡くなった後で話すこともできなかった。久しぶりに店に来て、渡された父の携帯から、自分の名前に似た知らない名前を見つける。葬儀の日、台北からプロのビリヤード選手でボーイッシュな次女ルージー(メ―ガン・ライ)、重慶からオレンジの髪色で表情豊かな三女ルーグオ(リー・シャオフォン)が現れ、初めて3人の異母姉妹が顔を合わせる。香港島大坑(タイハン)にある、父が経営していた火鍋店「一家火鍋」の賃貸契約はまだ残っており、解約すれば違約金も発生する。従業員もいる。ユーシューは、父の店を継ぐことを決心する。しかし、誰もレシピを知らないため、常連客の望む“父の麻辣鍋”のスープが作れない。客足は少しずつ遠のく。ルージー、ルーグオも駆けつけ、三姉妹は、なんとか父秘伝の味を再現しようと奮闘する。

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