今年デビュー30周年を迎える孤高のバンド“FISHMANS(フィッシュマンズ)”のドキュメンタリー映画『映画:フィッシュマンズ』の公開日が7月9日に決定し、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。併せて、UA、ハナレグミ、YO-KING(真心ブラザーズ)、原田郁子(クラムボン)、こだま和文などが出演していることが発表された。
本作は、2019年2月の「闘魂2019」のリハーサルから撮影を開始し、明治学院大学ソング・ライツ部室、渋谷La.mama、渋谷クラブクアトロ、三軒茶屋クロスロードスタジオ、VIVID SOUND STUDIO、日比谷野外音楽堂などメンバーのゆかりの地を訪れ、インタビューを敢行。今まで多くを語ることがなかった現・旧メンバーがカメラの前で当時の事を振り返り、貴重な話がライブシーンとともに織り交ぜられている。また関係者が大切に保管していた100本以上のVHSなどの素材をデジタイズ化した本邦初の映像を多数収録し、音楽ドキュメンタリーとしては異例の172分におよぶ渾身の作品となっている。
ポスタービジュアルは、ボーカル・佐藤伸治がステージ上で熱唱している姿を使用。特報映像は、“ナイトクルージング”の楽曲に乗せながら、フィッシュマンズの佐藤伸治、茂木欣一、柏原譲のメンバー3人が浜辺で戯れあう写真で構成されており、生き生きしたそれぞれの表情に引き込まれる。最後、日比谷野外音楽堂で語る茂木欣一の言葉まで、目が離せない内容となっている。
また、デビュー記念日の4月21日20時から、緊急無料配信イベント“Time passes and the future is now” を開催。茂木欣一がMCをつとめ、フィッシュマンズの30年間のこと、映画のこと、今後のことを大いに語る。そして、アコーステックなライブも配信する。
■イベント詳細
オンラインイベント:”Time passes and the future is now”
配信日時:4月21日(水) 20:00スタート予定
出演:フィッシュマンズ
チケット:無料
配信チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCidxrkly1E665xDoTkaHNaw
『映画:フィッシュマンズ』
7月9日(金)より新宿バルト9、渋谷シネクイントほかにて公開
監督:手嶋悠貴
出演:フィッシュマンズ 佐藤伸治 茂木欣一 小嶋謙介 柏原譲 HAKASE-SUN HONZI 関口“dARTs”道生 木暮晋也 小宮山聖 ZAK UA ハナレグミ YO-KING(真心ブラザーズ) 原田郁子(クラムボン) こだま和文
配給:ACTV JAPAN イハフィルムズ
【作品概要】 90年代の東京に、ただ純粋に音楽を追い求めた青年たちがいた。彼らの名前は、フィッシュマンズ。プライベートスタジオで制作された世田谷三部作、ライブ盤「98.12.28 男達の別れ」をはじめ、その作品は今も国内外で高く評価されている。だが、その道のりは平坦ではなかった。セールスの不調。レコード会社移籍。相次ぐメンバー脱退。1999年、ボーカリスト佐藤伸治の突然の死…。ひとり残された茂木欣一は、バンドを解散せずに佐藤の楽曲を鳴らし続ける道を選ぶ。その想いに仲間たちが共鳴し、活動再開。そして2019年、佐藤が世を去ってから20年目の春、フィッシュマンズはある特別な覚悟を持ってステージへと向かう。過去の映像と現在のライブ映像、佐藤が遺した言葉とメンバー・関係者の証言をつなぎ、デビュー30周年を迎えたフィッシュマンズの軌跡をたどる。
©2021 THE FISHMANS MOVIE