1998年の長野五輪にて、スキージャンプ団体は悲願の金メダルを獲得した。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を、田中圭主演で映画化する『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が、5月に公開される。このほど、主題歌が、MISIAが歌唱し、ゲスの極み乙女。の川谷絵音が作詞作曲を手掛けた楽曲「想いはらはらと」に決定し、併せて、予告編がお披露目となった。
本作は、1998年長野五輪でのスキージャンプ団体金メダル獲得の裏に隠された秘話を描いた感動超大作。
主題歌に起用された、MISIAの2021年第1弾となる新曲「想いはらはらと」は、作詞作曲をゲスの極み乙女。の川谷絵音が手掛け、MISIAと川谷絵音との初のコラボレーション楽曲となっている。MISIAと川谷絵音は、実は同郷(長崎生まれ)という共通点があり、川谷絵音がMISIAにギター1本で歌った同曲のデモを送ったことがきっかけで今回のコラボレーションが誕生した。本楽曲は予告編にて初披露となる。
■MISIA コメント
長野オリンピックのあのジャンプの瞬間は、私もオンタイムで見ていました。今回、映画で舞台の裏側を知ったことで、なぜ時間が経った今でも、あの瞬間が心に残っているか理由が分かった気がします。エンドロールで「想いはらはらと」が流れた時は、選手の方々の話と重なり、胸がいっぱいになりました。この曲を作詞、作曲してくださったのは、川谷絵音さん。川谷さんが作ってくださったこの歌を初めて聞いた時は、本当に雪のように、歌が降り積もってきて、それによって心が溶けてきて素直な気持ちが現れてくるようだと感じ、はらはらと涙が出ました。そしてこの歌を初めて歌った時、柔らかなメロディーと歌詞なのに、とても細やかに、また複雑に韻が踏まれていることに気づき、すごい方だなと思いました。この歌の世界観を壊すことなく、そしてこの歌を聞いた方が私と同じように、はらはらと涙をこぼすような歌を歌えていたら嬉しいです。
■川谷絵音 コメント
MISIAさんは長崎の大先輩であり、大尊敬するミュージシャンです。そんな方に僕の弾き語りで作ったデモを送るという大汗しかかかない出来事を昨日のことのように覚えています。そしてMISIAさんの歌が入った瞬間、曲が魂を持ちました。その魂が映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の中で弾けるんです。是非それを体感して欲しい。音楽を続けていて良かった、本当に。
『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』
5月 全国公開
監督:飯塚健
脚本:杉原憲明 鈴木謙一
主題歌:MISIA「想いはらはらと」
出演:田中圭 土屋太鳳 山田裕貴 眞栄田郷敦 小坂菜緒(日向坂46) 落合モトキ 濱津隆之 古田新太
配給:東宝
【ストーリー】 1998年長野五輪。日本スキージャンプチーム・通称“日の丸飛行隊”は国民の期待を一身に背負ってラージヒル団体で日本初の金メダルを狙っていた。そこに、エース原田(濱津隆之)のジャンプを特別の想いで見守る男がいた。元日本代表・西方仁也(田中圭)だ。前回大会・リレハンメル五輪で西方は原田とともに代表選手として出場。西方は日本代表最高飛距離135mを飛び、金メダル目前だったが、原田がジャンプを失敗。銀メダルに甘んじた。西方は4年後の長野五輪での雪辱を誓い練習に打ち込み、代表候補として有力視されていたが、まさかの落選。悔しさに打ちひしがれる中、テストジャンパーとして長野五輪に参加して欲しいと依頼される。テストジャンパーとは、競技前にジャンプ台に危険がないかを確かめ、競技中に雪が降った際には何度も飛んでジャンプ台の雪を踏み固めるジャンパーのこと。西方は裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、様々な思いを抱えて集まっていたテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。そして、五輪本番。団体戦の1本目のジャンプで、またしても原田が失敗。日本は4位に後退してしまう。しかも猛吹雪により競技が中断。このまま競技が終れば、1本目のジャンプの結果のみで順位が決定してしまう。そんな中、審判員たちの判断は、「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技再開する」というものに。奇しくも、日本の金メダルへの道は、西方率いる25人のテストジャンパーたちへ託されたのだった…!
©2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会