TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美による感動のお弁当エッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」を、井ノ原快彦と道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)共演で映画化する『461個のおべんとう』が、11月6日より公開される。このほど、10月13日に丸の内TOEI①にて完成披露試写会が実施され、キャストの井ノ原快彦、道枝駿佑、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純子、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、兼重淳監督が登壇した。
それぞれ推しのお弁当をイメージした衣装で登場したキャスト陣。卵焼きをイメージしたという井ノ原は「映画の中でも卵焼きを作ることがあったし、個人的にも練習した」と、その理由を説明。続いて道枝が自身の衣装のイメージを「きんぴらごぼうです」と即答すると、井ノ原から「絶対納得できない。その色、ふきじゃない?」とツッコまれたていたが、道枝は「きんぴら大好きです。家でよく食べます。家庭の味って感じがして」とにこやかに返していた。
料理ができなという道枝に、井ノ原が「唯一作ったことがあるの何だっけ?」と質問すると、道枝は「チーズドック」と即答。会場から笑いが起こるなか、道枝は「割り箸にチーズとソーセージをぶっ刺して(笑)。10個ぐらい作って家族に食べさせたら、不評でした」と自粛期間中のエピソードを語ってくれた。
撮影中、卵焼きをキャスト陣に振る舞っていたという井ノ原。「一日にワンパック使ってたんですよ。全部自分で食べるわけにもいかないので、ミッチー(道枝)に食べてもらった」ことを明かすと、道枝は「毎日味を変えてくださるので、楽しみにしてました」とコメント。「何が一番気に入りました?」という井ノ原の質問に、道枝は「紅しょうがが入ったやつ!」と答えると、井ノ原は「原作にも出てくるやつを真似して作ったんですけど、紅しょうがが良いんだよね〜」と自ら作った卵焼きを絶賛した。
印象的なシーンを聞かれた井ノ原は、道枝と「最後、一緒に歌えたのが、とても印象に残ってます」とコメント。道枝は「すごい楽しかったです。歌ってるときも動きはアドリブだったので。本当に楽しませていただきました」とし、さらに印象的だった出来事を聞かれ、「ギターをいただいた」ことを明かし、「すごい嬉しかった。先輩から初めていただいたギターだったので」と喜びを顕にした。
井ノ原から「一生懸命練習してるんだもんね?」と質問された道枝は「練習してる!」とタメ口。井ノ原が「今後、彼がギターを弾くシーンを見た方は、イノッチのおかげだと思ってください」と言い放つと、道枝は「ちょっと待って! そこまでじゃない!」とツッコんだ。タメ口でのやり取りを共演者が心配すると、井ノ原は「親子間を演出するために、タメ口協定を結んだ」ことを告白。「いきなり親子は難しいし、26歳も離れているんですね。僕も26歳上の先輩はいないので、協定を結ばせていただいた」と、先輩らしい一面を見せていた。
『461個のおべんとう』
11月6日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:兼重淳
脚本:清水匡
原作:渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」
主題歌:井ノ原快彦 道枝駿佑「Lookin’4」
出演:井ノ原快彦 道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.) 森七菜 若林時英 阿部純子 野間口徹 映美くらら KREVA やついいちろう(エレキコミック) 坂井真紀 倍賞千恵子
配給:東映
【ストーリー】 長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原快彦)。父を選んでくれた息子・虹輝(道枝駿佑)が15歳と多感な時期を迎えていただけに、一樹は虹輝に対する罪悪感に苛まれていた。そんな時、重なるようにして虹輝が高校受験に失敗したという悪い知らせが届く。これまで自由に生きてきた一樹は、虹輝に対し“学校だけがすべてではない。自由に好きなように育ってくれたらそれでいい”と思っていた。 しかし、虹輝の出した答えは「高校へ行きたい」だった。そして翌年の春、見事に高校に合格。ここで一樹はある質問をした。「学校の昼食なんだけど虹輝はどっちがいいの?お金渡して自分で買うのと、父さんが作るお弁当」「父さんのお弁当がいい」この瞬間「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という“大切な約束”が生まれたのだった。慌ただしい毎日の中、お弁当を通して交錯する父と息子の想い。ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も…、一樹の怒涛のお弁当作りが始まる。
© 2020「461個のおべんとう」製作委員会