地球上に潜伏するエイリアンの監視・取り締まりを任務とする、黒いサングラスと黒いスーツがトレードマークの秘密組織MIBエージェントの活躍を描いた人気SFアクションシリーズ『メン・イン・ブラック』。その待望の最新作となる、クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン共演の『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が、6月14日に公開初日を迎え、同日にTOHOシネマズ 日比谷にて行われた初日舞台挨拶に日本語吹替版でエージェントM役を務めた今田美桜が登壇した。
『メン・イン・ブラック』にちなんだ黒の衣装を身に纏った今田美桜は満員御礼の劇場を見上げながら「後ろまで見えないくらい、すごく沢山の方に来ていただいて嬉しく思います!ありがとうございます!」と笑顔で挨拶し、「声優というお仕事は初めてで、最初は何もわからなくて戸惑ったり不安もあったりで、緊張で頭が真っ白になるぐらい。普段は顔や身体を使って演じているので、それをすべて声に乗せるのが本当に難しくて、声だけで表現する、ということを勉強させていただきました。最初は(元のセリフのまま)英語しか入っていない状態で始まったんですけど、相棒となるエージェントHの杉田智和さんの声が途中から入ってきてくださって本当にやりやすくなったんです。エイリアンがたくさん出てくるんですが、ジャバビアンというエイリアンがいて、ジャバビアン↓?ジャバビアン↑?のイントネーションにハマってしまって何度も録り直してもらいました…(笑)。それができたと思ったら次のセリフが逆になってしまったりとか…」と初の吹替え挑戦の苦労エピソードを明かし会場を沸かせた。
世界それぞれの国でその国の有名人がカメオ出演をしている本作で、日本語吹替版には今田美桜がカメオ出演しており、「各国でインフルエンサーさんや有名人の方がそれぞれ出演されていて、日本でそれを私が担当させていただいて。もう、『なんてことだ…!』と、もうこんなことないなと思いながら撮影しました。どんな風に出ているかはお楽しみにしていただきたいです」と恐縮。また本作のプロモーションで日本各地を回り、地元・福岡での番組に出演したその足で東京の舞台挨拶に駆け付けたという今田は、「福岡にいるときずっと見ていた番組に、こうしてMIBという大作のプロモーションで出演させていただけるなんて信じられなくて。当時は思いもつかないことでしたし、いつも見ていた方と一緒に出演できてありがたかったです」と故郷への想いと喜びを明かした。
今田は、シリーズ第1作『メン・イン・ブラック』が公開された1997年の生まれでMIBと同い年ということで、「生まれた年には0歳なのでその当時には観れてないんですけど(笑)、とても驚いて勝手なご縁を感じながら、今回第4作目の日本語吹替を担当させていただいたのが本当に嬉しかったです。エイリアンとの映画って当時新しかったんだろうなと思うんですけど、エージェントが使うガジェットがシリーズでどんどん進化していくのが好きで、今回も嬉しくなるぐらい進化してます」と興奮気味に語り、さらに「クリス・ヘムズワースさんとテッサ・トンプソンさんの2人のお茶目な会話が、本当にテンポが良くて面白い!今回はロンドン、モロッコなど本当にいろんなところで撮影していてスケールも凄く大きいですし、続々出てくる新種のエイリアンも、ちょっと気持ち悪いエイリアンからすごく可愛いエイリアンまでいるんです。わたしもすごく楽しんで観たので、ぜひ観ていただきたいです!」とMIB愛たっぷりに最新作の見どころをアピールし、笑顔溢れる和やかな舞台挨拶は幕を閉じた。
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
6月14日(金) 全国ロードショー
監督:F・ゲイリー・グレイ
脚本:マット・ホロウェイ アート・マーカム
出演:クリス・ヘムズワース テッサ・トンプソン リーアム・ニーソン エマ・トンプソン レベッカ・ファーガソン
日本語吹替版キャスト:今田美桜 杉田智和 高島雅羅 磯部勉 上田燿司 朴璐美 後藤光祐 谷昌樹 玄田哲章
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
【ストーリー】 ブラック・スーツとサングラスに身を包み、地球上に生息するエイリアンが犯罪や侵略行為を行わないように監視・取り締まりを任務とする最高機密機関「メン・イン・ブラック」(MIB)。エリート新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)は、イケメンだけどチャラ男風の先輩エージェントH(クリス・ヘムズワース)とタッグを組み、ロンドン支部でMIB内部に潜伏するスパイを摘発するという初ミッションに挑む。だが、行く先々でスパイ側が先手を打ち、二人を抹消する裏工作が始められていた。逆にMIBに追われる身となり、追い詰められて行く二人だが…。