累計発行部数300万部を記録した押見修造の人気コミックを、メインキャストに伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨、飯豊まりえを迎えて実写映画化する『惡の華』の公開日が9月27日に決定し、このほど、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。併せて、新キャストとして、鶴見辰吾、坂井真紀、高橋和也、黒沢あすか、佐々木すみ江、松本若菜、北川美穂、佐久本宝、田中偉登が出演することが発表された。
原作は、「別冊少年マガジン」に2009年から5年間にわたって連載され、「このマンガがすごい!2011」オトコ編の10位にランクイン、「マンガ大賞2012」にもノミネートされた「惡の華」。主人公・春日高男役を伊藤健太郎、春日に執拗につきまとう仲村佐和役を玉城ティナが演じ、春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役には、秋田汐梨が数百人以上のオーディションを経て抜擢された。そして、初めて映像化される高校時代で、春日と交流を深める常磐文役に飯豊まりえが扮する。
特報映像では、原作でも印象的な仲村佐和(玉城ティナ)の「うっせー、クソムシが」という強烈なセリフのほか、春日高男(伊藤健太郎)が憧れている女子の体操着の匂いを嗅ぐ姿や、大雨のなか半裸で雄叫びを上げる姿が。また、中学時代編のハイライトである深夜の教室を破壊するシーンも収められ、原作ファンは必見の映像となっている。
併せて全キャストが発表され、変態性が開花していく春日を心配しつつも見守る父親に鶴見辰吾、母親に坂井真紀、娘との距離をうまくとれない仲村の父親に高橋和也、離れて暮らす母親に黒沢あすか、祖母に佐々木すみ江、佐伯の母親に松本若菜と実力派俳優たちが若者たちを見守る家族として出演。クラスメイトには、北川美穂、佐久本宝、田中偉登とフレッシュな顔ぶれが揃った。
さらに、6月14日より、ポスタービジュアルがデザインのオリジナルポストカードセット(2枚組)が特典のムビチケ(前売り券)が発売される。※数量限定
『惡の華』
9月27日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:井口昇
原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
脚本:岡田麿里
出演:伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 飯豊まりえ 北川美穂 佐久本宝 田中偉登 松本若菜 黒沢あすか 高橋和也 佐々木すみ江 坂井真紀 鶴見辰吾
配給:ファントム・フィルム
【ストーリ―】 山々に囲まれた閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男(伊藤健太郎)は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着を掴み、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和(玉城ティナ)は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった…。仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、二人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう…。
©押見修造/講談社 ©2019 映画『惡の華』製作委員会