【全起こし】玉森裕太、緊張感ある現場で「鼻血たらーん」『パラレルワールド・ラブストーリー』完成披露舞台挨拶 全文掲載

東野圭吾のベストセラー小説を、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、吉岡里帆、染谷将太共演で映画化する『パラレルワールド・ラブストーリー』が、5月31日より公開される。このほど、4月16日に丸の内ピカデリーにて完成披露舞台挨拶が行われ、キャストの玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太、筒井道隆、美村里江、清水尋也、石田ニコル、田口トモロヲ、森義隆監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:本日は映画『パラレルワールド・ラブストーリー』完成披露試写会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。ここで作品についてご紹介させていただきます。累計発行部数140万部を超えます、東野圭吾さんの大ベストセラー小説「パラレルワールド・ラブストーリー」ですが、ついに映画化となりました。ある日、突然迷い込んでしまった二つの世界、つまりパラレルワールド。一つの世界というのは愛する女性と恋人同士なんですが、もう一つの世界というのが親友の恋人になってしまっているということなんですね。目が覚める度に変わる世界で謎を解き、果たして真実にたどり着くことはできるんでしょうか。頭フル回転で挑む謎解きミステリーが、本日ついにお披露目ということになります。大変長らくお待たせいたしました。映画『パラレルワールド・ラブストーリー』キャスト、監督の皆さんです!大きな拍手でお迎えください!

それでは、改めてお一人ずつご紹介させていただきます。ご挨拶とともに、撮影時の思い出だったり、共演者、監督の皆さんとのエピソードを交えながら…(マイクが切れる)交えながらお話いただけると幸いでございます!いかがでしょうか?地声には自信がありますので!

筒井:もしよかったら…。(マイクを差し出す)

MC:(マイクが反応せず)あれ?

筒井:それも入ってないの?

MC:すみません、戻りました!ありがとうございます!私がちょっとパラレルワールドのほうに行ってしまいましたけれども、戻って参りました!それでは、これより皆様方のご挨拶と共に、撮影時の思い出エピソードなどもお話いただければ幸いでございます。まずは、二つの異なる世界に迷い込んでしまった青年・崇史を演じました、玉森裕太さんです。

玉森:敦賀崇史役を務めさせていただきました、玉森裕太です。思い出ですか?思い出は、基本ずっと緊張感ある現場で、そんなに笑いとかにこやかな空気ではなかったんですけど、そんななか、(吉岡演じる)麻由子と一緒に思い出の写真を撮る場面の時に、大きい滑り台があったんですね。すごく大きい、子どもたちが遊ぶ滑り台があって、そこを一番監督が楽しそうに何気なく遊んでる姿を見た時に、すごく僕の心が一瞬穏やかになれて、そこは記憶に残っていますかね。撮影中ではないんですけど、そこですかね。

MC:監督のお茶目な部分が一服の清涼剤だったと。

玉森:はい。

森監督:ちょろっとそういう顔を見せて油断させるという、そういう演出ですね。

玉森:いやいや!ギャップ男子です(笑)。

MC:まさかの演出だったということですが、玉森さん、上映前ですからネタバレは難しいと思いますけれども、パラレルワールド、二つの世界を行き来するということで、役作りは大変だったんじゃないですか?

玉森:そうですね。自分には経験もないことですし、役作りというのもすごく苦労しましたし、監督からもいっぱいアドバイスをいただいたりして、現場に挑ませてもらいました。

MC:パラレルワールドを行き来する崇史の姿を、この後映画でお楽しみいただければと思います。続きまして、二つの世界を繋ぐ謎の女・麻由子を演じました、吉岡里帆さんです。

吉岡:ありがとうございます。(会場の拍手に対して)優しい!皆さん、優しいです。

観客:かわいい!

吉岡:ありがとうございます!玉森さんの横に立ってんじゃねぇよ、みたいにならないかなって…。

(会場爆笑)

吉岡:すごいひやひやしながら来たのでありがたいです(笑)。私は謎の女・麻由子を演じました吉岡里帆と申します。思い出は、ちょっと今お話にもあったんですけど、監督がドSすぎる!もう本当に!こんな現場があるのかというぐらい、今、監督知らんぷりしていますけど(笑)、味わったことがないぐらい、とてもストイックな現場だったので、さっきも皆さんと一緒に取材を受けていたんですけど、現場でほとんど会話がなかったので、キャスト同士の。緊迫していたので、ほっこり笑っているということがなかったので、逆に今驚いていますね。こんなあったかい感じだったっけ?みたいな。

MC:そんなに緊張感があったんですね。

吉岡:そうですね。現場のピリッとした感じが印象的でした。

MC:ストイックさを表す具体的なお話はありますか?

吉岡:どうしましょう…監督、鼻血とかって言ってもいいんですかね?

森監督:いいんじゃないですかね。

吉岡:(玉森に対して)大丈夫ですか?鼻血とか大丈夫ですか?

MC:OKでましたか?

吉岡:OKでました!私が(現場に)入ったのがすごく後だったんですけど、玉森さんが染谷さんとの大事なシーンで、鼻血を出されたと聞きまして。(役に)入り込まれて、入り込まれて、追い込まれすぎて出た鼻血なのかなと。

MC:追い込まれて出る鼻血?

吉岡:はい。

森監督:暴力は現場ではなかったですよ!

吉岡:そうですね(笑)。

MC:玉森さん、その鼻血っていうのは…。

玉森:(染谷演じる)智彦との大事なシーンでして、自分も熱が上がりすぎちゃったのか、いろいろ考えていたら、鼻血がたらーんと垂れてきて…っていう話ですね。

MC:それぐらい緊迫感、緊張感があったということですね。

玉森:はい、そうです。

MC:作品にはその鼻血のシーンは出てないですね?

玉森:出てないですね!

森監督:はい!