望月衣塑子(東京新聞記者)のベストセラー「新聞記者」を原案に、政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描いた、松坂桃李とシム・ウンギョンのダブル主演で贈るオリジナルストーリー映画『新聞記者』の公開日が6月28日に決定し、併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。
本作のテーマは、「国家権力と報道メディア」。一人の新聞記者の姿を通して、報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける。
主演は、『サニー 永遠の仲間たち』や『怪しい彼女』など抜群の演技力で知られる韓国の若手トップ女優であるシム・ウンギョンと、『娼年』や『孤狼の血』など話題作への出演で賞レースを総なめにした松坂桃李。監督は、山田孝之プロデュース映画『デイアンドナイト』の若手最注目映像作家、藤井道人が務め、プロデューサーとして、第86回キネマ旬報ベストテンで日本映画第1位を獲得した『かぞくのくに』、菅田将暉とヤン・イクチュン共演の『あゝ、荒野』の河村光庸が参加する。
両A面となっているポスタービジュアルは、シム・ウンギョンと松坂桃李が国会議事堂を背に並んだビジュアル、もう一つは、夜の霞ヶ関の風景が印象的なビジュアルとなっている。
互いの印象について
■シム・ウンギョン(吉岡エリカ役)
松坂さんの作品は既に何本か拝見していたので、共演できたことを本当に嬉しく思っております。私にとって本作品は、芝居だけではなく日本語のセリフという乗り越えないといけない課題がありましたが、松坂さんの柔軟なお芝居に頼らせて頂きながら頑張ることが出来ました。監督のディレクションを直ぐに理解して芝居できる松坂さんの瞬発力をみて、沢山学ばせていただいた貴重な現場でした。このような機会を頂き、ありがたく思っております。
■松坂桃李(杉原拓海役)
やはり目力がすごい方です!パッションみたいなものが、目から伝わってくるので、そこはすごく刺激を受けました。強く吉岡が迫ってくるところは、非常に記憶に残っています。あとはものすごくストイックで、監督と毎回ディスカッションしながら、お芝居を組み立てているので、「すごい、僕とは全然違う」と感じました(笑)。学ばなければいけないところだと思いました!妥協のなさというか、求め続けていく姿勢には大いに刺激をもらいました。
『新聞記者』
6月28日(金)全国公開
監督:藤井道人
企画・製作:河村光庸
出演:シム・ウンギョン 松坂桃李
配給:スターサンズ イオンエンターテイメント
©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ