佐野岳、水樹奈々の前で主題歌を口ずさみ「本人の前で歌っちゃった!」映画『ふたつの昨日と僕の未来』全国公開初日舞台挨拶レポート

愛媛県新居浜市市制80周年記念作品として2018年2月に愛媛県新居浜市で撮影した映画『ふたつの昨日と僕の未来』が、12月22日より全国公開の初日を迎え、同日、シネマート新宿にて行われた舞台挨拶に、キャストの佐野岳、大森研一監督、主題歌を担当した水樹奈々、新居浜市の市長である石川勝行が登壇した。

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主題歌を担当した水樹は、映画の舞台が自身の故郷である新居浜市ということで、「思い出の場所を想像しながら、どんな映像に仕上がるのか、妄想を膨らませながら」歌の制作に没頭したという。

主題歌の感想について佐野は「ぴったりの曲で、映画を見終わった後に、曲を聴きながらエンドロールを見ていると、背中をポンッと押された気持ちになる」と、主題歌を絶賛。「本当に耳からはなれないですね」と、曲の一部分を口ずさむと「やべ!本人の前で歌っちゃった!こんな失礼なことはない(笑)」と恥ずかしそうな表情を浮かべたが、水樹から「光栄です!」とフォローされていた。

撮影でのエピソードを聞かれた佐野は「車でも行けないような山で、雨ふらしのシーンがあって。皆んなで水を抱えて登山して、じょうろで雨を降らして」と、過酷な撮影現場を振り返りつつも、「大変だったんですけど、良い思い出」と爽やかな笑顔で応えていた。

最後の挨拶で水樹は「愛が詰まった映画。全力で歌を作らせていただきました。映画を総括するような形になっていますので、ぜひ映像とあわせて楽しんでください」とコメント。佐野は「つながりを大切に描いた作品。本当の意味でのつながりを感じていただければ」と作品に込めた思いを語り、イベントを締めくくった。

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『ふたつの昨日と僕の未来』
11月9日(金)よりTOHOシネマズ 新居浜 他にて愛媛県先行ロードショー
12月22日(土)より全国公開
監督:大森研一
脚本:福田卓郎 大森研一
主題歌:水樹奈々
出演:佐野岳 相楽樹 菅谷哲也 菅野莉央 久保田悠来 宮地真緒 榎本孝明 神保悟志 岩本多代
配給:キャンター

【ストーリー】 マラソンランナーとしてオリンピックを目指していた海斗(佐野岳)。しかし、怪我を理由に現役を断念する。その後は市役所に勤め、無気力な日々を過ごしてきたが、とうとう彼女の真里乃(相楽樹)にも見放される。そんなある日、観光案内で訪れた山の中で大雨に見舞われ、逃げ込んだ先に不思議な坑道を見つける。雨を避けようと中へ入ったはずが、なぜか坑道の外へ。そこは、同じ場所だが雨が止んでいる。その瞬間、経験したことがないはずの記憶が駆け巡った。交差する記憶に混乱しながら街に戻ると、喧嘩していたはずの真里乃とは順調に交際し、オリンピックの金メダリストとして街の英雄に!?市役所では、事故で亡くなったはずの父・悟(神保悟志)が上司として働いていた。家に帰ると、生きていたはずの祖母・智恵子(岩本多代)の遺影があり、とっくに亡くなったはずの祖父・哲夫が現れる。訳が分からない海斗に哲夫から驚きの事実を告げられる。2つの世界の狭間で揺れ動く海斗。果たして彼が進む未来は?

©2018 「ふたつの昨日と僕の未来」製作委員会