『勝手にしやがれ』、『気狂いピエロ』など数々の名作を世に送り出してきたヌーヴェルヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダール監督最新作『LE LIVRE D’IMAGE』(原題/英題:THE IMAGE BOOK)が、邦題『イメージの本』として、2019年ゴールデンウィークに公開されることが決定し、併せてポスタービジュアルがお披露目となった。
12月3日に88歳“米寿”の誕生日を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに映画を作り続けるゴダール監督。最新作は、「私たちに未来を語るのは“アーカイブ”である」と語るゴダール監督が、新撮シーンにこれまでの絵画(TABLEAUX)、映画(FILMS)、テキスト(TEXTES)、音楽(MUSIQUE)を巧みにコラージュし、現代の暴力、戦争、不和の世界に対する怒りをのせて、この世界が向かおうとする未来を指し示す5章からなる物語。本作では、ゴダール本人がナレーションも担当している。
今年5月に開催されたカンヌ国際映画祭では、映画祭史上初めて、最高賞のパルムドールを超越する賞として特別に設けられた「スペシャル・パルムドール」を受賞した本作。前作『さらば、愛の言葉よ』(2014)で新感覚の3D技法で観客を驚かせたゴダール監督が、枯渇することのないイメージと音を多用し、観客の想像力を縦横無尽に刺激する84分間のアート体験を約束する。
『イメージの本』
2019年GW シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
監督・編集・ナレーション:ジャン=リュック・ゴダール
撮影・編集:ファブリス・アラーニョ
音楽:ECM
出演:ジャン=リュック・ゴダール ディミトリ・バジル
配給:コムストック・グループ
【ストーリー】 静寂にすぎない。革命の歌にすぎない。5本指のごとく、5章からなる物語。
© Casa Azul Films – Ecran Noir Productions – 2018