向井理の印象について、渡部篤郎「人として誠実。学ばせてもらった」「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」第1話完成披露試写会&舞台挨拶レポート

革命的な発明により“パンドラの箱”を開いた人々の運命を描く社会派ドラマシリーズの最新作「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」が、11月11日よりWOWOWにて放送される。このほど、11月7日に東京・スパイラルホールにて本作の第1話完成披露試写会&舞台挨拶が実施され、キャストの向井理、渡部篤郎、黒木瞳、美村里江、三浦貴大、山本耕史、原田泰造、脚本の井上由美子、監督の河毛俊作が登壇した。

【本イベントの模様は、後日全文掲載する予定です】

医学者の鈴木哲郎を演じた主演の向井は「10年続くシリーズに参加できてとても光栄。プレッシャーというよりも作品の一員になれる喜びの方が強く、毎日充実した日々を送らせていただきました」と笑顔で挨拶。「11月11日から放送がスタートするので、ぜひ皆さんにこの作品を広めてもらいたいです」と願いを込めた。

AI診断を導入したIT企業代表の蒲生俊平を演じた渡部。連続ドラマWに出演する際はいつも緊張すると述べ「今回もとっても難しい役だったんですけど、なんとかできたのも自分の力だと思っております」と自画自賛し、会場の空気を和ませた。

記者の太刀川役で過去の4シリーズに出演している山本。今回はセリフに違和感があったというが「立川はちゃんと年をとっている。人を見る目も変わったりするのを、きっちり(脚本の)井上先生が描いてくれて、作品と一緒に成長できている」と感想を述べた。

向井は初共演した渡部の印象について「作品も観てましたし、怖い人だったらどうしよう…」と思っていたようだが、「フランクで、大人なのに遊び心がある方。撮影中にも何度か食事に誘っていただいて、本当にいい出会いをさせていただきました。またどこかで一緒にやれたら」とコメントしつつ、渡部に向かって「どうでしょうか? 今ので」とお伺いを立てると、「うん、いいと思う」と納得した様子の渡部。対して向井の印象について渡部は「人としてとても誠実。誠実な人間でいることがとても魅力的で、大事なことなんだと学ばせてもらった」と向井を絶賛した。

最後の挨拶で向井は「文明の進歩や発達が人間たちにどう影響するのか、テーマとしては壮大ですが、結局は人間ドマラだと思って演じていました。WOWOWでしかできない表現やテーマ。その真骨頂がパンドラだと思いますので、ぜひ体験していただきたいです」と作品をアピールしてイベントは終了した。

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【本イベントの模様は、後日全文掲載する予定です】

「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」
11月11日(日)よりWOWOWプライムにて放送スタート
毎週日曜よる10時から放送(全6話) ※第1話無料放送
監督:河毛俊作 村上正典
脚本:井上由美子
音楽:佐藤直紀
出演:向井理 黒木瞳 美村里江 三浦貴大 山本耕史 原田泰造 渡部篤郎

【ストーリー】 IT企業が経営するメディノックス医療センターでは、医学者の鈴木哲郎(向井理)が開発したAIによる患者の診断が行なわれていた。人間の医師が行うよりも短時間で正確に、しかも無料で行うAI診断は世間で評判を呼ぶ。AI診断を導入したIT企業代表の蒲生俊平(渡部篤郎)は、海外に後れを取らないためにも医療のAI化を進めていくべきだと主張。しかし、医師会会長の有薗直子(黒木瞳)は「時期尚早」と難色を示し、さらに優秀な外科医の上野智津夫(原田泰造)もAIに診断された患者の手術に当たることを不快に思っていた。そんな中、AI診断に基づいて上野が手術した患者が、術後に容体が急変して亡くなってしまう。上野はAIが余計な診断をしたせいだと言い放ち、鈴木は上野の判断が間違っていたせいだと反論する。一方、記者の太刀川春夫(山本耕史)は、AIで診断した患者が死亡したという情報をつかみ、独自の調査を始めていた。