主題歌はHump Back!桜井ユキ × 小松未来 新鋭・井樫彩監督による初長編作『真っ赤な星』ポスタービジュアル&場面写真

前作『溶ける』が第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオンに正式出品されるなど、国内外で注目を集めている22歳の新鋭・井樫彩による初長編作品『真っ赤な星』が12月1日に公開される。このほど、本作の主題歌が大阪出身の3ピースロックバンド・Hump Backの「クジラ」に決定した。併せて、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。

本作は、14歳の少女・陽(ヨウ)と27歳の元看護師の女性・弥生の、交わることのない愛の日々を力強く繊細に描く。少女・陽には、『みつこと宇宙こぶ』で第11回田辺・弁慶映画祭女優賞を受賞した小松未来。元看護師の弥生を、『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング・ビューティ』、『娼年』の桜井ユキが演じる。さらに、弥生の恋人・賢吾役には、『ケンとカズ』で毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞し、今後も出演作が多数公開待機中の毎熊克哉。このほか、小林竜樹、菊沢将憲、大原由暉、西山真来ら演技派俳優が脇を固め、モデルで女優の中田クルミも声で出演している。

Hump Backは、林萌々子(Vo, G)、ぴか(B, Cho)、美咲(Dr, Cho)からなる大阪出身の3ピースロックバンド。THE NINTH APOLLOの姉妹レーベル・WELL BUCKET RECORDSに所属。2016年12月にミニアルバム「夜になったら」、2017年11月に2ndミニアルバム「hanamuke」を発表、2018年3月にはチャットモンチーのトリビュートアルバム「CHATMONCHY Tribute ~My CHATMONCHY~」に参加した。同年6月には1stシングル「拝啓、少年よ」をリリースし、自身最高位となるオリコンウィークリーランキングで堂々の13位を記録するなど、躍進中だ。

公開されたポスタービジュアルでは、14歳の少女・陽と27歳の女性・弥生がキスをしようとするシルエットが映し出され、ふたりの関係をほのめかすように「ほしいものはいつも この手のひらには、おさまらなかった。」というキャッチコピーが添えられている。また、場面写真では、陽と弥生の関係、弥生と恋人・賢吾の関係、陽と幼馴染・大祐(大原由暉)の関係など、それぞれに関わる彼らの様子が切り取られている。

『真っ赤な星』
12月1日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
監督・脚本:井樫彩
出演:小松未来 桜井ユキ 毎熊克哉 大原由暉 小林竜樹 菊沢将憲 西山真来 湯舟すぴか 山谷武志 若林瑠海 大重わたる(夜ふかしの会) 久保山智夏 高田彩花 長野こうへい 中田クルミ(声の出演) PANTA(頭脳警察)
配給:映画「真っ赤な星」製作委員会

【ストーリー】 片田舎の病院に怪我をして入院した14歳の陽(小松未来)。彼女はいつも優しく接してくれていた看護師の弥生(桜井ユキ)に対し、特別な感情を抱き始めていた。だが退院の日、弥生が突然看護師を辞めたことを知る。1年後、陽は買い物の帰り道で偶然弥生と再会する。そこにいたのは、過去の優しい面影はなく、男たちに身体を売ることで生計を立てている弥生だった。再会後、学校にも家にも居場所がない陽は、吸い寄せられるように弥生に近づく。一方、弥生には誰にも言えない悲しい過去があった。満たされない現実を冷めた目で見つめ、互いに孤独を抱えるふたりは、弥生のアパートで心の空白を埋める生活を始めていく—。

©「真っ赤な星」製作委員会