高坂希太郎監督の最新アニメーション作である劇場版『若おかみは小学生!』が9月21日より公開中。このほど、高坂希太郎監督が描く、“泣けるエンドロール”の一部画像がお披露目となった。
公開直後から、SNS上では「自然と涙が出てきた」「今年一番泣いた映画だった!」などと感動の口コミが溢れ、おっこをはじめとする劇中キャラクターのファンアートを描いてアップする人が続出。さらに、『君の名は。』の新海誠監督や『GANTZ』作者の奥浩哉、『モテキ』の久保ミツロウ、『ちはやふる』の末次由紀、さらには天津 向らもツイートで絶賛するなど、“若おかみ旋風”が巻き起こっている。さらには今週末10月19日(金)から、TOHOシネマズ日比谷、新宿、上野、秋田、仙台、宇都宮、ひたちなか、水戸内原、甲府、上田、ららぽーと磐田、10月20日(土)からTOHOシネマズ与次郎での再上映、渋谷、日本橋での新規上映が新たに決定となった。
そんな中、特に話題を集めているもののひとつが、高坂監督が制作過程で描いたイメージボードが映し出される、“泣けるエンドロール”だ。シンガーソングライターの藤原さくらによる書き下ろし主題歌「また明日」の穏やかな旋律にのせ、劇中の印象的なシーンや劇中では描かれていない物語の背景が描かれたイメージボードが流れるラストは、余韻とともにさらなる涙を誘うこと請け合いだ。
公開されたイメージボードは、おっことおっこの父(関正次)が仲睦まじく御神楽(※舞台となる「花の湯温泉」に古くから伝承されている行事)を眺めるシーンを始め、原作でも人気の高い秋野真月やグローリー・水領、ユーレイのウリ坊と美陽といった、おっこの心の支えとなるキャラクター達とのショットが収められた計4点。貴重な私服姿やジャージ姿、さらには明るく元気な性格で笑顔が印象的なおっこが見せる様々な表情が、高坂監督ならではの優しいタッチで描かれており、あたたかい感動に包まれる。
「特に刺激の強い表現や、妬みや嫉妬と言った人の負の部分は排し、今時は珍しいかもしれませんがストレートで真面目な表現に重きを置きました」と語る高坂監督が、一切の表現にも手を抜かず丁寧に仕上げたシーンの数々はどれも感動必至。「やはり丁寧にやっただけ、観客の方にも届くものが増えるんです。自分のできることはそれがすべて。色々な方のご意見やアドバイスをいただきながらつくった、奇跡のような作品だと思っています」とコメントしている。
劇場版『若おかみは小学生!』
9月21日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中
監督:高坂希太郎
原作:令丈ヒロ子(作)/亜沙美(絵)(講談社青い鳥文庫「若おかみは小学生!」シリーズ)
脚本:吉田玲子
音楽:鈴木慶一
主題歌:藤原さくら「また明日」(SPEEDSTAR RECORDS)
声の出演:小林星蘭 水樹奈々 松田颯水 薬丸裕英 鈴木杏樹 ホラン千秋 設楽統(バナナマン) 山寺宏一 遠藤璃菜 小桜エツコ 一龍斎春水 一龍斎貞友 てらそままさき 小松未可子 花澤香菜 田中誠人
配給:ギャガ
【ストーリー】 小学6年生のおっこは交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館「春の屋」に引き取られることに。旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼(すずき)、ライバル旅館の跡取り・真月(まつき)らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修業を始めることに!慣れない修業に、毎日失敗の連続。落ち込むおっこだったけど、不思議な仲間に助けられ、いろんなお客様と触れ合い、もてなしながら、少しずつ成長していく。
©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会