台湾で200万人を動員する大ヒットを記録したキデンズ・コー監督の青春映画を、山田裕貴主演、乃木坂46の齋藤飛鳥共演でリメイクした『あの頃、君を追いかけた』が10月5日に公開初日を迎え、同日にＴＯＨＯシネマズ 日比谷にて行われた初日舞台挨拶に、キャストの山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭祐、遊佐亮介、長谷川康夫監督が登壇した。
公開初日を迎え、大きな拍手を受けながら登場したキャスト陣と監督。はじめに、主演の山田は「この拍手を待ってというか、拍手をいただけるのがすごく嬉しい。皆さんが感じた感情や想いをもっと聞きたい」と挨拶。本作がいよいよ公開となり「不思議な気分」だという山田は、今の気持ちを「3年ぐらい遠距離恋愛している彼氏・彼女に会う。楽しみなんだけど、何を話していいいかわからない」ようだと例え、「皆さんの心に残る作品になってくれていたら、僕らは幸せです」と喜びを語った。
ヒロインを演じた齋藤は、「映画が初出演ということで自分に対する不安が大きかったので、公開しないことにならないかなと思っていました（笑）」と告白。山田がツッコみつつ「素敵でしたよね？」と観客に問いかけると、大きな拍手が沸き起こり、それを受けて斎藤は「この状況を嬉しく思っています」と笑顔を見せた。
主人公の浩介が初恋の人を10年間追いかけるという本作のストーリーにちなみ、好きな人を“追いかけたい”タイプか、“追いかけられたい”タイプかという質問が。追いかけたいタイプは、山田と齋藤以外のキャストという結果となった。追いかけられたいタイプだという山田は、「学生時代は追いかけるタイプだったんです。かなり一途に、5回ぐらい告白したこともあった。悪く言えば、重い」と自己分析。続けて、「人が好きだから、この作品に対しても重い。だから家に帰るとズン…となる（笑）」と想いが熱すぎるため自身の言動を後悔することもあるようで、「追いかけてもらえるとあいがたいな」と答えていた。
一方、山田と同意見だが「私は追いかけることはできないタイプ」という齋藤。「追いかけてもらうのがいいけど、追いかけてもらったら、それはそれで申し訳ないなと思っちゃうから、どちらでもないかもしれない。そっとしておく（笑）」と複雑な思いを明かし、キャスト陣からは驚きの声が上がった。また、松本らが「追いかけられると冷めちゃう」「追いかけたほうが楽しい」など各々の恋愛観を語り、キャストたちが仲の良さも見せながら盛り上がっていた。
『あの頃、君を追いかけた』
10月5日（金） 全国ロードショー
監督：長谷川康夫
原作：九把刀「那些年、我們一起追的女孩」
脚本：飯田健三郎 谷間月栞
出演：山田裕貴 齋藤飛鳥 松本穂香 佐久本宝 國島直希 中田圭祐 遊佐亮介
配給：キノフィルムズ
【ストーリー】 10年前―。水島浩介は、クラスメイトの仲間たちとつるんではバカなことばかりをし、さしたる夢や目標も分からぬまま、お気楽な高校生活を送っていた。浩介の態度に激怒した教師が、クラス一の優等生・早瀬真愛を浩介のお目付け役に任命するまでは。真面目でお堅い真愛を疎ましく思う反面、胸がザワつき始める浩介。彼と仲間たちにとって、彼女は中学時代からの憧れだったのだ。やがて、教科書を忘れた真愛のピンチを浩介が救ったことで、2人の距離は一気に縮まっていく…。
(C)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ
