第75回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、銀獅子賞(審査員大賞)、女優賞(オリヴィア・コールマン)をダブル受賞した、鬼才ヨルゴス・ランティモス監督最新作『女王陛下のお気に入り』が2019年2月より公開となる。このほど、9月28日から開幕した第56回ニューヨーク映画祭にて本作がオープニング作品として上映され、レッドカーペットイベントと記者会見に、キャストのエマ・ストーン、オリヴィア・コールマン、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン、ヨルゴス・ランティモス監督、衣裳担当のサンディ・パウエルらが登場した。
▲(左から)ニコラス・ホルト、オリヴィア・コールマン、ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン、ジョー・アルウィン
第75回ベネチア映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)、女優賞(オリヴィア・コールマン)のダブル受賞後のアメリカ初の一般向けお披露目ということで注目されたが、期待通りの大絶賛。ゲストも豪華で、エマの親友でニコラス・ホルトとの復縁も噂されるジェニファー・ローレンス、ジョー・アルウィンのガールフレンドとして知られるテイラー・スウィフト、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』でエマが演じた伝説のテニス・プレイヤー、ビリー・ジーン・キングなどのセレブリティが来場し、さらにランティモス監督作『聖なる鹿殺し キリング・オブ・セイクリッド・ディア』に出演のバリー・コーガン、ダーレン・アロノフスキー監督(『ブラック・スワン』)など映画関係者も集結、注目度の高さをうかがわせた。
▲(左から)ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン、ジョー・アルウィン
『女王陛下のお気に入り』
2019年2月 全国ロードショー
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:エマ・ストーン レイチェル・ワイズ オリヴィア・コールマン ニコラス・ホルト ジョー・アルウィン
配給:20世紀フォックス映画
【ストーリー】 18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。虚弱な女王アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。
(C)2018 Twentieth Century Fox