トム・ハーディ「ヴェノムはとんでもなく最高!」映画『ヴェノム』ワールドプレミア レポート

マーベル・コミックで高い人気を誇るキャラクター、ヴェノムを描くトム・ハーディ主演の映画『ヴェノム』が11月2日より公開となる。このほど、10月5日の全米公開に先立ち、現地時間10月1日に米ロサンゼルスのリージェンシーヴィレッジシアターにてワールドプレミアが行われ、キャストのトム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、ルーベン・フライシャー監督らが登場した。

▲(左から)トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、ジェニー・スレイト、リズ・アーメッド

会場となったリージェンシーヴィレッジシアターには、世界中からの報道陣と、ヴェノムをモチーフにしたTシャツやグッズを身にまとい、中にはリアルな“ヴェノムメイク”を顔面に施した気合いの入ったファンが集まった。世界中の期待を集めて続けてきた本作だが、今までストーリーはおろか、あらゆる情報が封印されてきた作品だけに、世界初お披露目となる会場はイベント開始前にも関わらず熱気が溢れた。そんな会場にはマーベル史上最も残忍な“悪”、ヴェノムをイメージし、レッドカーペットならぬ漆黒のブラックカーペットが敷かれ、ヴェノムを描いたアーティスティックなファンアートが壁面を飾る演出が、ますますファンを盛り上げた。

そしてレッドカーペットに登場したのは、主人公エディとヴェノムの声を演じるトム・ハーディ。『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では世界中を熱狂させ、今最もオスカーに近い俳優の登場に、会場からは悲鳴のようなファンの大歓声が響き渡った。ハーディは「ヴェノムはとんでもなく最高だよ!すごいキャラクターだ。ダークなトーンで、スリラーとホラーの要素がありつつ、力強いエネルギーにあふれている。そんなヴェノムが大好きだ!」と興奮気味にコメント。「僕にとっては、ハリウッド的なスーパーヒーローの世界にヴェノムがいないのはありえない。これならみんなが納得いくヴェノムを創り出せたと思うよ!」と自身の息子も大好きだったというヴェノムについて熱く語る一面を見せた。

続けて、本作でヒロインのアンを演じ、アカデミー賞に4度のノミネートを誇るミシェル・ウィリアムズが、ルイ・ヴィトンのドレスを身にまとい艶やかに登場。さらに、物語のカギを握る<ライフ財団>の社長を演じ、ラッパーとしても世界的な人気を誇るリズ・アーメッドも出席。また『ソンビランド』『L.A.ギャングストーリー』の鬼才、ルーベン・フライシャー監督も登場し、ファンのボルテージは最高潮に。キャストとスタッフたちは丁寧なファンサービスに応じ、歓声は途絶えることがなかった。

▲(左から)トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ

▲ルーベン・フライシャー監督

レッドカーペットに続いて、世界初上映となったワールドプレミア。マーベル史上最も残虐で強烈な“悪”が登場し、怒涛のアクションの連続に客席からは驚愕の声と拍手が贈られた。さらにダークヒーローらしいヴェノムのセリフの数々には歓声が上がり、ファンたちは終始、ヴェノムという新たに登場した悪の魅力あふれるダークヒーローに夢中になった様子だ。作品に負けず劣らずの絢爛たるプレミアは、興奮さめやらぬ中、幕を閉じた。

■トム・ハーディ コメント
ヴェノムはとんでもなく最高だよ!すごいキャラクターだ。ダークなトーンで、スリラーとホラーの要素がありつつ、力強いエネルギーにあふれている。そんなヴェノムが大好きだ!なぜ人々がヴェノムに惹かれるかわかるよ。僕も愛があるからね。すぐにわかる。ヴェノムを演じられたことはとても光栄でありがたいことだ。コミックのファンの世界から来た訳ではないけれど、彼は素晴らしいよ。彼とならなんだってできる。彼は言いたいことを言うし、やりたいことをやる。生まれながらの善悪の観念があるけど、原始的でもあるから善は無意味になる。僕にとっては、ハリウッド的なスーパーヒーローの世界にヴェノムがいないのはありえない。これならみんなが納得いくヴェノムを創り出せたと思うよ!

■ミシェル・ウィリアムズ コメント
トム・ハーディみたいな俳優を他に知らないわ!彼には出来ないことがないし、彼がすること全て裏表なく、しっかりしていてリアルなのよ。(この映画は)あなた自身の悪の本質と戦うようなものね。あなたの頭の中に聞こえる声が、本来すべきではないと分かっていることをするように指示してくるのよ。

『ヴェノム』
11月2日(金) 全国ロードショー
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:スコット・ローゼンバーグ&ジェフ・ピンクナー ケリー・マーセル ウィル・ビール
出演:トム・ハーディ ミシェル・ウィリアムズ リズ・アーメッド スコット・ヘイズ リード・スコット
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

【ストーリー】 《誰もが望む、歴史的偉業》を発見した<ライフ財団>。それは、世界を変えるはずだった―。正義感溢れるジャーナリスト、エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、そのライフ財団が人体実験で死者を出しているという噂を突き止めるために取材を試みるも、人体実験の被験者との接触により、“シンビオート”(地球外生命体)に寄生されてしまう。この意思を持った生命体が語りかける声が聞こえ始めたエディの体には、とてつもない変化が起きていた。彼の中で解き放たれた<悪>が、体を蝕み、増殖していく―。エディと一体となったヴェノムは、「俺たちは―ヴェノム」と名乗りをあげ、ヴェノム誕生の時がついに訪れた!

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