阿部サダヲ主演、吉岡里帆共演の映画『音量を上げろタコ！なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ！！』が10月12日に公開となる。このほど、10月1日に東京・渋谷109にて公開トークイベントが行われ、キャストの阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大、お笑い芸人のアルコ＆ピースがサプライズ登壇した。
渋谷109の野外広場に宣伝カーに乗ってサプライズ登場したキャスト陣。昨日が台風だったこともあり「絶対中止だと思って油断してました。こんなに晴れるとは思ってなかったんで」と炎天下のイベント会場で笑顔を見せた阿部。渋谷でのイベントが初めてだという吉岡は「人が多くて笑っちゃいますね（笑）」と照れ笑いを浮かべると、千葉も「足を止めてくださる方がこんなにいるのにビックリ」と会場の盛り上がりに驚いた様子で、普段も渋谷に来るらしく「この近辺もよく歩きます。あまり気が付かれないですね。もっと気がついて欲しい（笑）」と、意外な願望を述べた。
本作で一番笑ったシーンを聞かれた阿部はオーディションのシーンをあげ、「すごく面白くて、よく観ると吉岡さんが普通に笑ってますから」と衝撃の告白。吉岡は「たぶん、10テイクぐらい笑っちゃって（笑）。監督が笑っているのを使ってくれました」と劇中シーンの裏話を明かしてくれた。
本作のタイトルにかけて、自身の周辺で「○○しろタコ！」と思ったことを聞かれたキャスト陣。「察しろ、タコ！」と思ったという阿部は「家電量販店に行ったら、中国人担当の店員さんが中国語で話しかけてきた。俺、日本人だぜ？と思って（笑）」と自虐ネタを披露。今さっき体験したという吉岡は「宣伝カーが派手なのに、誰一人振り向いてくれなかったので、もうちょっと反応しろ、タコ！」とこちらも自虐気味に会場を笑わせた。
同じ質問に千葉は「昨日、雨が降ったんですけど、洗濯物を全部外に干していて…。洗い直さなければいけないのが、本当に自分に対してタコ！って感じ」と悔しそうな表情。これに対してアルコ＆ピースの平子が「千葉雄大、いい加減にしろタコ！です」と千葉に鋭い視線を向けながら「ここまで美しいと、僕たちが煮っころがしにしか見えない。洗濯物の日常的なトークも出してくるでしょ？ そこが上手。ファンが見てなかった蹴り上げたい」と妬みコメント。すかさず千葉が「すべて計算でやっております（笑）」と返すと、「そういうのもずるい！好きになっちゃう」と、平子をメロメロにさせていた。
『音量を上げろタコ！なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ！！』
10月12日（金）ロードショー
監督・脚本：三木聡
音楽：上野耕路
主題歌：SIN+EX MACHiNA「人類滅亡の歓び」（作詞：いしわたり淳治 作曲：HYDE）（Ki/oon Music）
ふうか「体の芯からまだ燃えているんだ」（作詞・作曲：あいみょん）（Ki/oon Music）
出演：阿部サダヲ 吉岡里帆 千葉雄大 麻生久美子 小峠英二（バイきんぐ） 片山友希 中村優子 池津祥子 森下能幸 岩松了 ふせえり 田中哲司 松尾スズキ
配給：アスミック・エース
【ストーリー】 4オクターブの音域と、すべての人の心を打つ声量を持ち、金も女も名声も手にするロックスター・シン。しかし彼には誰にも言えない秘密があった。彼の歌声は、「声帯ドーピング」という掟破りの方法によって作られたものだったのだ。「歌を届けるためなら、もう声が出なくなってもいい、死んでもいい」。長年にわたる声帯ドーピングの副作用で、彼の喉には限界が近づいていた。次第に声が出なくなる恐怖に怯えるシン。そんな中で彼が出会ったのは、歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかだった。彼女の姿にかつての自分を重ね、ふうかを叱咤するシン。そんな中、シンは次第に声が出なくなっていく…はたしてふうかはシンを救えるのか！？
ⓒ2018「音量を上げろタコ！」製作委員会
