黒木華 × 樹木希林 × 多部未華子『日日是好日』黒木&多部の2ショット場面写真

エッセイストの森下典子が、約25年にわたって通い続けた茶道教室の日々を綴ったエッセイを、黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で映画化した『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)が、10月6日〜8日に先行上映、10月13日より全国公開される。このほど、黒木華と多部未華子の2ショット場面写真がお披露目となり、併せてふたりから初共演についてのコメントも寄せられた。また、本作の釜山国際映画祭への出品が決定した。

▲写真A

本作で青春ドラマを担う黒木華と多部未華子がお互いについて語った。主人公・典子を演じる黒木と、同じ年のいとこで一緒に茶道教室に通い始める美智子を演じた多部。初共演について、偶然にもふたりとも、年齢が近いキャストとの共演経験があまりなく、「嬉しかった」と語る。「新鮮で刺激的でした」という多部は、「監督も『楽しんで』とおっしゃっていたので、ふたりのシーンを楽しむように自然にできるように心がけました」と続けた。鎌倉の海岸で大学卒業を間近に控えたふたりが、お互いの卒業後を語り合うシーン(写真A)が印象に残っているようだ。黒木は「楽しかったです!」と笑顔をみせ、「お茶をする典子とは別の、等身大で普段の生活の中で躍動する姿を多部さんが引き出してくれました。若々しい気持ちでいることができました」と振り返った。

ふたりのシーンは、お茶を始めた20歳からの約5年間が主だ。今回、公開となった場面写真は、ふたりがお茶を始めて2か月がたったとき(写真B)から、大学を卒業し働き始めた頃(写真C)、そしてその3年後、典子がある決断をしたシーン(写真D)を切りとっている。青春のほろ苦さや甘酸っぱさ、そして「お茶」との出会いを通してのふたりの成長を感じさせる。ともに演技力を高く評価されるふたりの競演、そして歳を重ね変化していく姿も見どころだ。

▲写真B

▲写真C

▲写真D

また、本作は、第23回釜山国際映画祭(10月4日~13日)の「アジア映画の窓」部門への出品も決定した。

■吉村知己プロデューサー コメント
栄えある釜山国際映画祭に『日日是好日』を選んで頂けたことを誇りに思います。世界でも有数の映画通が集まる国際映画祭で「お茶映画」をどう感じて頂けるか楽しみです。また、樹木希林さんを女優として高く評価されている映画ファンも多いと思います。本作で樹木希林節を味わって頂ければ幸いです。

『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)
10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)先行上映
10月13日(土) シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー
監督・脚本:大森立嗣
原作:森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)
出演:黒木華 樹木希林 多部未華子 鶴見辰吾 鶴田真由 山下美月
配給:東京テアトル、ヨアケ

【ストーリー】 たちまち過ぎていく大学生活、二十歳の典子(黒木華)は自分が「本当にやりたいこと」を見つけられずにいた。ある日、タダモノではないと噂の“武田のおばさん”(樹木希林)の正体が「お茶」の先生だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める母に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子(多部未華子)に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで見たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった―。

©2018「日日是好日」製作委員会