WOWOWがアメリカ国外としては世界初となる制作と放送を手掛け、“世界に見せたい日本のドラマ”を選出・表彰する「東京ドラマアウォード2017」の特別賞を受賞した「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」。その待望の第2シリーズで、吉田羊主演の「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」が10月13日より放送開始となる。このほど、9月16日にワーナーブラザース内幸町試写室にて、シーズン1(全10話)の一挙上映会が開催され、キャストの吉田羊、光石研、波多野貴文監督が登壇した。
シークレットゲストとして、本作で金子徹役を演じた光石研、波多野貴文監督が登場すると、ゲスト名が観客には明かされていなかったため、場内からは拍手が沸き起こった。そんな観客に、「僕ですみません!」と光石のお詫びの第一声に爆笑する場内。シーズン2への想いを「シーズン1よりチームワークが強くなり、飲み会などもしてよりキャスト同士の距離感が縮まった」と語る光石。主演の吉田羊の事を尋ねられると、波多野監督は「吉田さんはまさに座長ですね。現場に彼女が入って来ると、『コールドケース』の雰囲気そのものになり、一気に締まります」と語った。一方の光石は「ご本人は緊張されていなくて、いつも自然体。NGも出さないほど完璧」とベタ褒めしていると、突然、吉田羊が登場し、場内は歓喜に包まれた。
そんな観客の反応に、「反応が全然違う!」と突っ込む光石。それもそのはず、光石にも監督にも吉田のサプライズ登場は伝えられていなかったのだ。「実は会場入りする際に、六本木の交差点付近で光石さんの車と自身の車が前後になり、このままだと会場入りが一緒になってしまうと、バレないように時間を潰したりと大変だったんですよ!」と訴えた吉田。しかも控室が隣の隣だったということで、「みんな知ってたんだ!ふざけるな~(笑)」と騙された光石と、サプライズに徹した吉田やスタッフの苦労話に笑いが絶えない状況に。
そんな大盛況の中、「本日、シーズン1の一挙上映会に参加したみなさんはすごい!私でも10時間一気に観るのはつらいです」と参加したファンを称えた吉田。「僕はシーズン2の4話までまずは観て、その後は一気にラストまで観ました」と語る光石に、「4話は光石さんがメインの回。いつもと気合が違いました」と吉田が暴露。4話は佐藤浩市や吉岡秀隆らの豪華ゲストが登場するため、「佐藤さんとの共演もそうだし、現場で坊主頭にした吉岡さんを見て、気合が入らないわけがない」と、振り返った光石だった。
話は“コールドケース愛”に移り、吉田は「本作はレギュラーメンバーだけが主役ではなく、ゲストの方々も主役。単なる事件解決ではなく、登場するゲストの人物像にフューチャリングする所も面白い」と語る。また、容疑者と対話すると影響を受け、リハーサルでは感極まり、涙することも多々あったそうで、「本番では泣かないように堪えた」と吉田は言う。そんな吉田を受けて、波多野監督は「素敵なメインキャストに支えられ、素晴らしいチームワークで最大限のポテンシャルを出している。シーズン1の時は“4K”、シーズン2は“8K”収録と綺麗な映像にもかなりこだわっている。世界に誇れるドラマ」と自信を見せた。「米国版はシーズン7まであるので、あと5シーズン。いつか映画化もしたい」と夢を語った吉田に、光石は「とにかくシーズンが続いて欲しい。早く現場に行きたくなる作品」と、負けずと“コールドケース愛”を熱弁した。
また、吉田をはじめとするキャストからの差し入れに助けられたというスタッフ達。シーズン1の時は、全スタッフへメインキャスト達から特別なプレゼントがあったことが明かされ、「何をしても安心感を与えてくれる現場。監督も私達が演じやすいように、色々な意見も聞いてくれた」と振り返る吉田。最後にシーズン2の見所を、吉田は「5人のチームワークと絆が最大の見所。豪華ゲストも楽しんでください」、光石は「スタッフのパワーも凄いんです。シーズン1の10倍、20倍は楽しめます」、波多野監督は「エンドロールにしかけをしています。最終話の吉田さんのシーンをイメージさせるもの。ぜひ、探してみてください」と、思い思いに語った。また、イベントの途中では、サイン入りブルーレイがプレゼントされるジャンケン大会も行われ、朝早くからシーズン1の一挙上映会に臨んだファンへ、最高のプレゼントとなった。
「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」
10月13日(土)よりWOWOWプライムにて放送スタート
毎週土曜よる10時から放送(全10話) ※第1話無料放送
監督:波多野貴文 内片輝 守下敏行
脚本:吉田康弘 酒井雅秋 野木萌葱 瀧本智行 蓬莱竜太 瀬々敬久
撮影監督:山田康介 榊原直記
音楽:村松崇継
出演:吉田羊 永山絢斗 滝藤賢一 光石研 三浦友和
(c) WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production