人気お笑いタレントの横澤夏子が初主演を務める映画『えちてつ物語～わたし、故郷に帰ってきました。～』が、11月23日より全国公開となる。このほど、横澤演じる主人公いづみと彼女を取り巻く人々の場面写真がお披露目となった。

本作は、半年に2度の事故を起こし運行停止になった京福電鉄が、2003年に住民の声で第三セクターが“えちぜん鉄道”として復活させた実話をもとに、廃線から再出発を果たした“えちぜん鉄道”で、一人の女性が家族と人生の再出発を始める物語。撮影は、福井県全面協力のもと、2017年11月に行われた。

監督は、「ショカツの女」など数々のテレビドラマの企画・脚本を手がけた児玉宜久。えちぜん鉄道のアテンダント嶋田郁美によるノンフィクション本「ローカル線ガールズ」をヒントにメガホンを取った。東京からふるさとにUターンする主人公・山咲いづみ役には、本作で映画初主演を果たす、お笑いタレントの横澤夏子。さらに、血の繋がらない兄・山咲吉兵役に緒形直人、えちぜん鉄道社長・越智佳祐役に笹野高史、いづみを陰で支える笠羽和子役に松原智恵子。このほか、えちぜん鉄道でアテンダントとして働く同僚の藤本奈緒役の萩原みのり、酒井美由紀役の坂本三佳、鰐淵聡美役の安川まり、えち鉄の整備部のホープ・南部信也役の辻本祐樹らが脇を固める。

『えちてつ物語～わたし、故郷に帰ってきました。～』
11月3日（土）福井県先行ロードショー
11月23日（金）有楽町スバル座ほか、全国ロードショー
監督：児玉宜久
脚本：児玉宜久　村川康敏
出演：横澤夏子　萩原みのり　山崎銀之丞　笹野高史　松原智恵子　緒形直人
配給：ギャガ

【ストーリー】　お笑いタレントを目指し上京した山咲いづみ。しかし、コンビを結成するも全く売れず解散寸前に。そんな時、友人の結婚式に出席するため、故郷の福井県へ帰郷。披露宴で出会ったえちぜん鉄道の社長・越智からアテンダントにスカウトされ、新しい道を歩みだす。そして、血の繋がらない兄・吉兵の家族が住む実家で居候を始めるが、いづみは自分が養女だというわだかまりを抱き続けて、吉兵との関係はギクシャクしたまま。職場では、腰掛け的な態度が出てしまい空回りが続く一方、整備士の南部がいづみの心のオアシスに。そんな中、列車内である事件が起きる。その時、いづみがとった行動は―。人生の行き先に迷ういづみは、自分の居場所を見つけられるのか？家族の絆を取り戻せるのか―？

©2018『ローカル線ガールズ』製作委員会