『インクレディブル・ファミリー』世界観のコンセプトはミッドセンチュリー!ボブたち家族が暮らすことになる大邸宅を捉えた映像

2004年度のアカデミー賞で2部門(長編アニメーション映画賞、音響編集賞)を受賞し、世界中の観客を魅了した『Mr.インクレディブル』待望の最新作『インクレディブル・ファミリー』が8月1日より公開となる。このほど、本作の“ミッドセンチュリー=20世紀半ば”の世界観を堪能できる、ボブたち家族が暮らすことになる大邸宅を捉えた映像がお披露目となった。

本作の世界観のコンセプトは、ミッドセンチュリー=20世紀半ば。ボブたち家族が暮らすことになる郊外に建つ家も、その時代のデザインが反映されている。フランク・ロイド・ライト(1867-1959)の建築が参考にされたほか、かつてハリウッド・スターたちが豪邸を建て、今なおモダンな雰囲気が漂う砂漠リゾートの街、パームスプリングスの家々がリサーチの対象となった。さらに1950年代に見受けられた、自然の要素を家の中に取り込む東洋的なアイデアも取り入れ、このほか、『北北西に進路を取れ』のジェームズ・メイソンの家にも影響を受けているという。ミッドセンチュリー風のオシャレな家具から、天井や床に至るまで一から作り上げられたが、ジャック・ジャックがちょこんと座ったりする床は、異なる素材に伴う反射の違いまでが計算され、自然に見えるように汚れも加えられている。

また映画の世界観を踏襲して、エキストラを含むキャラクターたちの衣裳デザインのアイデアにもミッドセンチュリーが意識されている。衣裳は、キャラクターや物語を表現するものでもあり、少し反抗的なヴァイオレットは60年代のファッション、元気なダッシュはいつもTシャツとジーンズという服装になった。ジャック・ジャックはほとんど“おむつ”姿だが、それは服を着せる余裕がないほどボブが疲れ切っていることを表現しており、ジャック・ジャックが服を着ているのは、ヘレンが家にいる時だけとなっている。エキストラの衣装に関しても同じコンセプトが適用されているが、その数は膨大。男性に関しては12の服のパターンと6つの異なるボディタイプを作り、色と柄を調整することで72の違った服装をしたキャラクターを制作。女性に関しても同様に、20の服のパターンと7つのボディタイプで64人の違った服装の女性たちを作り上げ、多くのキャラクターはミッドセンチュリーという世界観が守られつつデザインされた。本作の世界観を楽しむための注目ポイントは、特設サイト(https://www.disney.co.jp/movie/incredible-family/production-notes.html)にて紹介されている。

『インクレディブル・ファミリー』
8月1日(水) 全国ロードショー
監督:ブラッド・バード
日本版声優:三浦友和 黒木瞳 綾瀬はるか 高田延彦 小島瑠璃子 サンシャイン池崎
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

【ストーリー】 彼らは、どこにでもいるフツーの家族…ではない。パパもママも3人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族なのだ!超人的なパワーをもつパパ、ボブ、伸縮自在なゴム人間のママ、ヘレン、超高速移動できる長男ダッシュと、鉄壁バリアで防御できる長女ヴァイオレット。さらに、スーパーパワーに目覚めたばかりの赤ちゃんジャック・ジャック…その潜在能力は、まだ未知数。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える、この夏最高の一家団結アドベンチャーが誕生した!

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