『君の膵臓をたべたい』sumika主題歌「春夏秋冬」付き本予告編公開!和久井映見が初の劇場アニメ声優挑戦

昨年7月には実写映画が大ヒットを記録し、累計書籍発行部数が260万部を突破した住野よるの同名デビュー小説をアニメーション化した映画『君の膵臓をたべたい』が9月1日に公開となる。このほど、sumikaによる主題歌「春夏秋冬」が初収録された本予告編&本ポスタービジュアルがお披露目となり、併せてヒロイン桜良を支える母親役で女優の和久井映見が声優を務めることが決定した。

主人公「僕」を演じるのは、『PとJK』『散歩する侵略者』などで注目を集め、今年発表された第72回毎日映画コンクールで新人賞を受賞した高杉真宙。今年は、ドラマ「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」に出演しているほか、『世界でいちばん長い写真』(6月23日公開)、『虹色デイズ』(7月6日公開)、『ギャングース』(今秋公開)などの主演作の公開が控え、『君が君で君だ』(7月7日公開)にも出演する。ヒロイン・山内桜良役は、テレビアニメや吹き替えで活躍する期待の若手声優・Lynnが担当する。

主演の高杉真宙やLynnに加え、ヒロイン桜良を支える母親役に、女優の和久井映見が声優を務めることが決定した。和久井といえば、山田洋次監督『息子』、金子修介監督『就職戦線異状なし』、松山善三監督『虹の橋』で数々の映画賞を受賞し、本格的に映画デビューを飾ると、次々に主演ドラマや映画に出演して確固たる地位を築いてきた女優。昨年のNHK人気連続テレビ小説「ひよっこ」では、主人公が過ごす寮の舎監役を演じ、ドラマの中でも人気の高いキャラクターとなり話題となった。制作プロデューサーは「過去に観た、『ひよっこ』の辛い中でも前を向く温かい芝居や、『ちりとてちん』の母親の包容力を感じる優しい芝居で感動したことを思い出し、(中略)最も桜良の母にふさわしいと思いオファーさせて頂きました」と、これまで演じてきた数々の“母親役”が制作プロデューサーの目に止まった形での起用となった事を明かしている。

そんな和久井は長いキャリアの中でも初めての劇場アニメ声優挑戦ということで、声だけでどんな母親を表現するのか注目が集まる。和久井は、重病を患いながらも強く生きるヒロインの桜良の命と向き合って役に挑んだようで、「青春の煌めきの中、生きること。誰かを思いながら『今を生きる』こと。生ききること。そして、生き続けること。グッと考えさせられ、せつなくなりました」とコメントを寄せている。

公開された本予告編では、楽しそうに高校生活を過ごす「僕」と桜良の姿と、登場人物たちが悩みや葛藤を抱え、感情を露にして泣き崩れる姿など、青春の煌めきや高校生らしい爽やかな一面とヒロインの「死」をめぐる切ない物語を予感させる内容になっている。また、これまで解禁されていなかった「僕」と桜良が心を通わせるシーンが多く盛り込まれており、2人の関係性にも注目だ。

さらに本予告編公開とあわせて、今若い世代を中心に絶大な人気を誇るsumikaが作詞作曲を務めた主題歌「春夏秋冬」も披露された。一瞬一時の青春の輝き、切なさが1曲に凝縮したような楽曲に仕上がっており、主題歌が感動的な物語を更に盛り上げてくれそうだ。

『君の膵臓をたべたい』
9月1日(土)全国ロードショー
監督・脚本:牛嶋新一郎
原作:住野よる「君の膵臓をたべたい」(双葉社刊)
原作イラスト:loundraw
キャラクターデザイン・総作画監督:岡勇一
アニメーション制作:スタジオヴォルン
オープニングテーマ・劇中歌・主題歌:sumika
声の出演:高杉真宙 Lynn 藤井ゆきよ 内田雄馬 福島潤 田中敦子 三木眞一郎 和久井映見
配給:アニプレックス

【ストーリー】 他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」。そんな「僕」はある日、偶然『共病文庫』と記された一冊の文庫本を拾う。それは、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女が膵臓の病気で、余命いくばくもないことが記されていて…。病気を隠して日常を過ごす桜良と、その秘密を知った「僕」。二人の距離には、まだ名前がない。

(C)住野よる/双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ