現在71歳の伝説のフラメンコダンサー、ラ・チャナの波乱に満ちた人生と、その情熱の源に迫るドキュメンタリー映画『ラ・チャナ』が、7月21日より公開となる。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメント第2弾が寄せられた。
若くしてその才能を開花させたラ・チャナ(本名アントニア・サンティアゴ・アマドール)は、18歳で結婚と出産を経験し、夫がマネージャーとなりフラメンコダンサーの活動を続けた。ダリを魅了し、映画『無責任恋愛作戦』で共演したピーター・セラーズにハリウッドに招かれるも、封建的なヒターノ(ジプシー)社会で女性が自らの意見を言うことは許されず、彼女がハリウッドに進出することはなかった。その後も彼女の人気は衰えることを知らず、テレビ出演や世界ツアーなど、全てのアーティストが目指す頂点にいたラ・チャナだったが、ある日突然、表舞台から姿を消してしまう。
本作では、ラ・チャナの結婚、出産、キャリアの頂点での引退、男性社会で女性が活躍することの難しさ、家庭内暴力、そしてどん底からの復帰と迫りくる老いといった、彼女をとりまく状況について丁寧に解き明かしていく。
著名人 絶賛コメント
■ブルボンヌ(女装パフォーマー)
スペインジプシーの血筋、保守的な伝統芸能、そして女であること。彼女の魂(コンパス)は全ての鎖を振りちぎる。自分でいられるステージを見つけるために、ラ・チャナの超絶ステップに踏んづけてもらいましょ!
■小島章司(フラメンコダンサー)
内から溢れ出る汲めども汲みつくせぬフラメンコと深い愛の深まりが劇場内を包み込み、風雪に耐え抜いて来た者にのみ許されるドゥエンデの光臨を共有させてくれた。
■カニサレス(フラメンコ・ギタリスト)
これ以上ないほど力強く、同時に触れた瞬間に壊れてしまいそうな繊細な彼女のフラメンコの魂は、全盛期はもちろんのこと、歳を重ねてからも彼女の中に確かに存在する。ひとたび舞台に上がりスポットライトを浴びた瞬間に生き生きと若返り、その美しさが彼女の内面からほとばしるのを目の当たりにして、強く心を動かされた。
■レオナ(タップダンサー)
一音目から、あぁ好きだと思った。踊っているというより 魂が動き鳴っているように響いてました。生で浴びたい!!
■アントニオ・カナーレス(フランメンコ・ダンサー)
ラ・チャナはカルメン・アマヤの後、神が遣わしたフラメンコの女王。
■カリメ・アマヤ(フランメンコ・ダンサー)
私の踊りのお手本はラ・チャナ。
『ラ・チャナ』
7月21日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
監督:ルツィア・ストイェヴィッチ
出演:ラ・チャナ アントニオ・カナーレス カリメ・アマヤ
配給:アップリンク
【作品概要】 若くしてその才能を開花させたラ・チャナ(本名アントニア・サンティアゴ・アマドール)は、18歳で結婚・出産。夫がマネージャーとなりフラメンコダンサーの活動をつづけた。ダリを魅了し、映画『無責任恋愛作戦』で共演したピーター・セラーズにハリウッドに招かれるも、封建的なヒターノ(ジプシー)社会で女性が自らの意見を言うことは許されず、彼女がハリウッドに進出することはなかった。その後も彼女の人気は衰えることを知らず、テレビ出演や世界ツアーなど、全てのアーティストが目指す頂点にいたラ・チャナだったが、ある日突然、表舞台から姿を消した。ラ・チャナの人生は困難に満ちたものだったかもしれない。しかし、絶望すら受け入れ前に進む強さを彼女は教えてくれる。画面からあふれださんばかりのパワフルな踊りとチャーミングな人柄、そして生み出す言葉の一つ一つが私たちを魅了する。
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