日本人の作品としては初めて「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙を2度飾った世界的に有名な動物写真家で、NHK-BSプレミアムで放送中の「岩合光昭の世界ネコ歩き」でも人気の岩合光昭が初の映画監督に挑み、落語家の立川志の輔が初主演を務める映画『ねことじいちゃん』が2019年春に公開となる。このほど、本作の新たなキャストが発表され、小林薫、田中裕子、柄本佑、銀粉蝶、山中崇、葉山奨之らが出演することが決定した。
とある小さな島で暮らす大吉と、猫のタマのつつましくも豊かな時間が流れる暮らしを描く本作。主人公・大吉には落語家の立川志の輔、都会から島へ移住しカフェを開く美智子を柴咲コウが演じる。
舞台となった島の住人たちには、実力派俳優が集結。主人公・大吉の親友で、“大の猫嫌い”の巌役に小林薫、島唯一の病院で働く若先生・健太郎役に柄本佑、大吉の妻(故人)のよしえ役に田中裕子、大吉の息子・剛役に山中崇、そして内村聡役を葉山奨之が演じる。
キャスト コメント
■小林薫(巌役)
猫がメインの話なので、動物と人間が絡む映画って大変になるけれど、その分出来上がったら面白そうだなと思って参加しました。どんな作品に仕上がっているのか、出来上がりが楽しみです。
■田中裕子(よしえ役)
岩合さんが撮られる映像の中で、猫と一緒に。志の輔さんと一緒に。映してもらえるなんて、幸せでした。
■柄本佑(若村健太郎役)
撮影はすごく楽しかったです。島で長い時間をかけて撮影するのが久しぶりで、すごく映画作りの醍醐味を味わいながらできましたね。猫好きなので、猫かわいいなって癒やされました。
■銀粉蝶(サチ役)
私も大変な猫好きでして、(猫の)みーちゃんとの共演は、最初はお互い緊張していて大変でした。でも、島で撮影していくうちに気心も知れて(笑)、仲良くなりました。猫好きじゃない!という方にも見ていただけたら嬉しいですね。
■山中崇(剛役)
猫とずっと一緒に芝居するのが初めてで最初は戸惑いましたが、どう動くかわからない面白さはすごく新鮮でした。今まで見たことない映画になっていると思います。主演の志の輔さんと岩合監督によって、どんな化学変化が起きるのか僕自身も楽しみです。
■葉山奨之(内村聡役)
風景や緑や、照明などこだわっていて、その中に自分がいるというのは嬉しかったですね。岩合監督の写真集の中に自分もいるような気持ちで毎回撮影していました。ちっちゃい子から、お年寄りの方々まで幅広い方が、すごくほっこりする作品だと思うので、家族で見てほしいなって思います。
『ねことじいちゃん』
2019年早春、全国ロードショー
監督:岩合光昭
原作:ねこまき(ミューズワーク)「ねことじいちゃん」(KADOKAWA刊)
出演:立川志の輔 柴咲コウ 柄本佑 銀粉蝶 山中崇 葉山奨之 田根楽子 小林トシ江 片山友希 立石ケン 中村鴈治郎 田中裕子 小林薫
配給:クロックワークス
【ストーリー】 日本のとある小さな島で暮らす大吉70歳。2年前に妻よしえを失くし、飼い猫のタマと二人暮らし。生まれ育ったこの島には、隣に住む幼馴染の巌をはじめ、たくさんの友人と猫がいて、日々は穏やかに流れている。東京に住む息子・剛は一人暮らしの父を心配しているが、大吉とタマは自由気ままにのんびり過ごす日々に不安や不満もない。しかし、親しい友人の死や、大吉自身の体の不調など、このまま続くと思っていた毎日に変化が訪れはじめて―。
(C)2018「ねことじいちゃん」製作委員会