巨匠スティーヴン・スピルバーグが恐竜に命を吹き込み、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』シリーズ。2015年に新たにスクリーンに登場した『ジュラシック・ワールド』の続編にあたるシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が7月13日に全国ロードショーとなる。このほど、日本初公開の映像が収められた特別映像がお披露目となった。
前作に引き続き主要キャストは、恐竜と心を通わせる主人公オーウェン役にクリス・プラット、「ジュラシック・ワールド」の運営責任者であったクレア役にブライス・ダラス・ハワードが続投。監督は『怪物はささやく』で素晴らしい手腕を発揮し、ゴヤ賞9部門を受賞したハリウッド注目の鬼才J・A・バヨナが大抜擢された。前作の監督であり本作では製作総指揮・脚本を務めるコリン・トレボロウ、そしてトレボロウと共に製作総指揮を務める『ジュラシック』シリーズの生みの親スティーヴン・スピルバーグもスタッフとして名を連ねる。
世界中を興奮と感動の渦に包みこんだ『ジュラシック・パーク』(93)の懐かしい映像と共に、スティーヴン・スピルバーグが「25年前に撮ったシリーズ第1作は、単なる恐竜映画じゃなかった。空想科学が“科学”になる瞬間に正面から取り組んだ作品だった」と振り返ることから始まる本映像。続いて、コリン・トレボロウが「前作は我々が大好きな恐竜映画だ。だが、本作は我々の知識を未来へ推し進める作品だ」と語るなど、本映像では、最新作で新たに描かれる物語の一部分が明らかになる。
火山の大噴火が迫り、絶滅寸前の恐竜たちを守るためイスラ・ヌブラル島へと向かうことになった主人公のオーウェンとクレアたち。しかし、噴火の危機が迫るその背後では、恐竜たちの密輸が企てられ、競売にかけられようとしていた…。クレアを演じたブライスが「映画の前半はシリーズの王道だけど、後半はより危険な世界に足を踏み入れる」と語るように、恐竜から人間たちが逃げ惑っていたこれまでのシリーズから一転、人間たちの選択によって、恐竜たちの運命が決められる展開へと向かう本作。劇中のオーウェンたちはこれまでのシリーズの中で初めて、人間のためではなく恐竜のための選択を迫られる事になる。
さらにその競売では、新たに創られた究極のハイブリッド恐竜“インドラプトル”が姿を見せる。また、オーウェンの相棒である“ブルー”が彼のピンチに駆けつける様子も垣間見られ、前作から紡がれてきたオーウェンとブルーによる種族を超えた新たなパートナーシップ、そしてJ・A・バヨナが「ブルーが物語の核だ」と語る、ストーリー展開にも期待が高まる。
また、J・A・バヨナがシリーズに初参戦したことによって、映像のトーンも前作より大幅にスケールアップ。バヨナが「本作には閉ざされている恐怖やゴシック的な要素がある。一味違った緊張感だね」と解説するように、まるで座席の背後に恐竜が迫っていると錯覚しそうな、より一層リアルでスリリングな映像からはサスペンスを得意とする監督の手腕を感じ取ることができる。コリン・トレボロウが「ジュラシック・シリーズの限界点を想像力で突き破ってほしい」と自信をのぞかせているように、ストーリー、恐竜、スリルと、本作にはこれまでのシリーズを超えた新たな要素がたっぷりと詰まっている。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
7月13日(金)全国ロードショー
監督:J・A・バヨナ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ コリン・トレボロウ
キャラクター原案:マイケル・クライトン
脚本:デレク・コノリー コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット ブライス・ダラス・ハワード B・D・ウォン ジェームズ・クロムウェル テッド・レヴィン ジャスティス・スミス ジェラルディン・チャップリン ダニエラ・ピネダ トビー・ジョーンズ レイフ・スポール ジェフ・ゴールドブラム
配給:東宝東和
【ストーリー】 ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-レックスが死闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有する島、イスラ・ヌブラル島では“火山の大噴火”の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、人類は恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すかの究極の選択を迫られていた―。そんな中、恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラット)はテーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と共に、恐竜を救い出すべく行動を起こす事を決意、島に向かったその矢先、火山は大噴火を起こし、生き残りをかけた究極のアドベンチャーが幕を開ける!
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