巨匠スティーヴン・スピルバーグが恐竜に命を吹き込み、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』シリーズ。2015年に新たにスクリーンに登場した『ジュラシック・ワールド』の続編にあたるシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が7月13日に全国ロードショーとなる。このほど、現地時間5月21日に、本作のJ・A・バヨナ監督の出身地・スペインのマドリッドにある、スペイン最大の競技場「WiZink center」にてプレミアイベントが開催され、主演のクリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、J・A・バヨナ監督らが登場した。
▲クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワード
プレミアイベントでは、クリス、ブライス、バヨナ監督が、25周年という記念すべき年に公開を迎える最新作への熱い想いや、本作ならではの見どころなどをたっぷりと語った。大雨の中、会場には熱狂的なファンが大勢駆けつけ、すっかり圧倒されたクリスも「こんな大雨の中、どこへも行かずに待っていてくれてありがとう!」と冗談まじりにコメント。本作のプロモーション・ツアーの幕開けを飾るにふさわしい大盛況のイベントとなった。
さらに、本作の公開を記念して、プロモーションの最終地として、クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、J・A・バヨナ監督、前作の監督であり、本作では脚本・製作総指揮を務めたコリン・トレボロウが来日することが決定。前作ではスケジュールの都合により惜しくも来日が叶わなかったクリスは、昨年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』以来、2年連続となる来日が実現。そしてブライスは『ジュラシック・ワールド』以来約3年ぶり、バヨナ監督は『永遠のこどもたち』以来約10年ぶり、トレボロウは『ジュラシック・ワールド』以来約3年ぶりの来日を果たす。4人は6月27日に開催されるジャパン・プレミアに出席予定だ。
また、5月25日の「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)では、シリーズ2作目『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』が放送される。さらに『ジュラシック・パークIII』『ジュラシック・ワールド』も夏に放送予定だ。
■イベント レポート
J・A・バヨナ監督の祖国スペイン、マドリッドを皮切りに、本作のプロモーション・ツアーの幕が上がるということもあり、豪華キャスト陣の登場を一目見ようと、熱狂的なファンとマスコミ陣で大賑わいのイベント会場。豪華な装飾で彩られた会場ではオーケストラによる生演奏が鳴り響くと、まるで映画のなかに飛び込んだかのような世界観に観客も大興奮。いまかいまかとイベントのスタートを待ちわびていると、遂に主人公のオーウェンを演じたクリス・プラット、元「ジュラシック・ワールド」の運営責任者で、本作では恐竜保護グループを立ち上げるクレアを演じたブライス・ダラス・ハワード、初参戦となる本シリーズで監督に大抜擢されたハリウッド注目の鬼才J・A・バヨナが華々しく登場し、いよいよ会場のボルテージはマックスに。会場のファンたちは豪華キャスト陣を目の当たりにし喜びを隠せない様子で、次々にサインやセルフィーを求めた。また突然の大雨が降りだすも、クリス、ブライス、監督たちは快くファンサービスに応えていった。
イタリアのブランドISAIAのスーツを身に纏ったクリスは、マスコミの前へ颯爽と登場すると、お祭り騒ぎのような会場に興奮した様子で「僕らやJ・A・バヨナ、スティーヴン・スピルバーグを応援してくれてありがとう!そしてマドリッドのみんな、“ジュラシック・ワールド”へようこそ!」とコメント。そして「こんな象徴的な作品シリーズに加わることができて興奮しているよ。25周年という僕が俳優になる以前からある伝説的な作品を皆さんに届けることができて本当に幸せだね!そして僕の一番のお気に入りはヴエロキラプトルだよ!」と本作への自信とファンへの感謝の気持ちを語った。
スペインの情熱感溢れるAlmaGitanaのドレスを艶やかに着飾るブライスは「アニマトロニクス技術で動く恐竜たちと働くのは楽しかったわ!まさに本物の恐竜たちみたいだった!(ヴェロキラプトルの)ブルーがお気に入りよ。主人公のオーウェンと僅差だけど、ブルーの方が好き!(笑)」と撮影を振り返った。また監督を務めたJ・A・バヨナは「歴史的な作品を未知の領域に進めていくのはとても面白かった。“ジュラシック”シリーズに皆さんが期待しているものと、予想外の要素のバランスをとるのはとても興味深かったよ!」と、世界初の観客でもあるスペインのファンに監督自ら本作を紹介した。
さらに会場には、特別にレゴで制作された主人公オーウェンの相棒・恐竜ブルーといった恐竜たちも設置されており、まるでお祭り騒ぎのような盛大なプレミアイベントに、キャスト陣も大きく圧倒されながらも大満足の様子で会場を後にし、世界的特大ヒットを飾ったシリーズ最新作のプロモーション・ツアー幕開けを飾るにふさわしい大盛況のイベントとなった。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
7月13日(金)全国ロードショー
監督:J・A・バヨナ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ コリン・トレボロウ
キャラクター原案:マイケル・クライトン
脚本:デレク・コノリー コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット ブライス・ダラス・ハワード B・D・ウォン ジェームズ・クロムウェル テッド・レヴィン ジャスティス・スミス ジェラルディン・チャップリン ダニエラ・ピネダ トビー・ジョーンズ レイフ・スポール ジェフ・ゴールドブラム
配給:東宝東和
【ストーリー】 ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-レックスが死闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有する島、イスラ・ヌブラル島では“火山の大噴火”の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、人類は恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すかの究極の選択を迫られていた―。そんな中、恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラット)はテーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と共に、恐竜を救い出すべく行動を起こす事を決意、島に向かったその矢先、火山は大噴火を起こし、生き残りをかけた究極のアドベンチャーが幕を開ける!
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