ロシア政府が上映を禁止したことで話題を呼んだ問題作『スターリンの葬送狂騒曲』が8月3日に公開となる。このほど、本作のポスタービジュアルと特報がお披露目となった。
本作は、1953年のロシア(旧ソ連)を舞台に、当時恐怖政治を敷いてきた絶対的独裁者ヨシフ・スターリンが死んだことで巻き起こる、最高権力の座を巡る側近たちの争いや混乱の様子を、辛辣かつコミカルに描く。監督と脚本を務めるのは、エミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経験をもち、政治風刺作品に定評のあるアーマンド・イアヌッチ。これまでにも、英国政権の内部を描いたコメディTVシリーズ「官僚天国」や、米国の女性副大統領を主人公にその日常を描いたコメディTVシリーズ「Veep/ヴィープ」、米英両国の閣僚や官僚を描いた映画『In the Loop』(原題)などを手がけ、高い評価を受けている。
特報映像は、粛清という恐怖で国を支配していたソ連の絶対的独裁者スターリンの急死をきっかけに、最高権力の座を狙う側近たちの争いが巻き起こる様がコミカルに描かれている。
ポスタービジュアルは、スターリンの特徴的なヒゲがポイントになり、コメディとシニカルが共存するインパクトのあるビジュアルとなっている。
『スターリンの葬送狂騒曲』
8月3日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
監督:アーマンド・イアヌッチ
出演:スティーヴ・ブシェミ ジェフリー・タンバー オルガ・キュリレンコ マイケル・ペイリン
配給:ギャガ
【ストーリー】 1953年3月2日、一人の男が危篤に陥る。ソ連の絶対的独裁者、ヨシフ・スターリンだ。「今うまく立ち回れば、自分に後釜のチャンスが!」最高権力の座を目指し、色めき立つ側近たちの、姑息で熾烈な頭脳戦はやがて…。ソ連最高権力の座をめぐり、狂気の椅子とりゲームが今始まる―。
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