『ハンサム★スーツ』『新宿スワン』などの脚本を手掛けた鈴木おさむによる、初監督デビュー作にして完全オリジナル作品『ラブ×ドック』が5月11日より公開となる。このほど、本作と恋愛・婚活マッチングサービス「with」との初コラボが実現し、診断コンテンツ等を監修するメンタリストのDaiGoによるトークイベントが行われた。
恋愛体質を遺伝子診断するクリニック【ラブドック】を舞台にした本作のテーマに沿い、ユーザーの恋愛遺伝子が丸裸になる様々なコンテンツが集約された特設ページが、現在期間限定で「with」アプリ内で公開されている。
本作の鑑賞前、そのあらすじから「飛鳥はどの男性と最終的に結ばれるのか」と予想していたというDaiGoは、物語の意外な結末に「結局そうなるのか!」と驚きがあったと語り、脚本も手掛けた鈴木おさむ監督の手腕に唸らされたと映画を絶賛した。
イベントでは、DaiGoが参加者からの恋愛相談にのるスペシャル企画を実施。様々な恋愛相談が寄せられる中、「恋愛したいけど、そういう気分になれない」という20代女性の悩みを告白されたDaiGoは、「“セルフハンディキャッピング”という現象が起きている」と専門用語を駆使して解説。「例えば学生の頃、テストの前日に勉強しなければいけないのに、机の掃除をしてしまったことはありません?」と質問を投げかけ、「あれは、失敗する言い訳を自分自身で作っているんです。全力で挑戦して失敗したらプライドが傷つくかもしれない、だけど『机を掃除してたから失敗しちゃったんだ』と思えば傷つかない。恋愛も同じで『恋をしたいけどできない』とか『理想の相手にはいけないから、そうじゃない人を好きになる』という理由は、自分が傷つくのが怖いからなんです。厳しい言い方ですけど(笑)」と辛辣に分析しつつ、「ですが、自己を正当化して自分の未来を切り開ける自信というのは、誰でも鍛えることができるんです。一番簡単な方法は、“目標を立てて、クリアする”ために自分を変えること」だと加え、「好きな人のために、人は自分を変えたいと思う生き物。体を鍛えたり、簡単なことでも良いので自分を変えることで、“自分を変えられる自信”を付けることがポイントと思います」と、相談者の前向きな恋を応援した。
また、「彼氏ができた時に、どうしたら長続きできるのか」という質問に対しては、「一番良いのは、映画を観に行くこと」だと回答したDaiGo。「映画の趣味が合うカップルは、離婚率が半減する」と豪語するDaiGoに、会場は驚きの声が漏れる中、「なぜなら、映画を観ると人は脳の中が皆ほぼ一緒になるんです。同じ脳の状態になってから話すと、価値観が合うように感じやすくなる」と解説は続き、本作の劇場鑑賞を独自の視点でアピール。劇中に、飛鳥と、同世代のカレ・野村(玉木宏)が卓球バーでミックスを組み、別のカップルと対戦したことで関係性が深まったことにもちなみ、「二人で何か共通の新しいことにチャレンジするのも長続きの秘訣だと思います。ちょっと難しいスポーツに一緒に挑戦することも良いかもしれません」と、アドバイスを送りつつ、恋愛に大事なのは「ユーモア」だと明かしたDaiGo。「恋愛関係におけるユーモアというのは、2人の共同作業の結果、笑いが起こるということ。お茶目なことをしてお互いにクスっと笑えたりする関係が大事だと思います。一人が一方的に笑かすのはダメですよ(笑)」と語り、会場を沸かせた。
さらに、様々な男性との恋愛に失敗しながらも、過去と現在の恋愛に振り回される飛鳥と同じく、「何回も付き合っては別れたけれど、忘れられない」と悩む女性の告白を聞いたDaiGoは、「1度目の復縁に限りますが、実は別れたカップルの復縁率は6割と意外と高いんです。ところが、復縁したカップルで長続きしたのは、その6割のうちの7%しかいないんです。つまりほとんどの確率で長続きしない」とバッサリ。「忘れられないかもしれないけれど、他の方にチャレンジした方が良いかもしれません」と冷静に指摘しつつ、「あるいは自分を変えることで、復縁しても長続きできる可能性は高くなる」と、飛鳥のような失敗をしても前向きに歩み出す姿勢を称賛した。
最後に、劇中に登場する三者三様の男性陣のような、魅力的でモテる男の秘訣は「会話力」と明かしたDaiGoは、「会話の返しが早く、例えが上手い男性はモテる」と断言。「男性の皆さんは、今日から隣の女性のネイルを褒めましょう!」と力説し、全ての参加者に恋愛のエールを送った。
『ラブ×ドック』
5月11日(金)より、TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:鈴木おさむ
ミュージックディレクション・主題歌:加藤ミリヤ
出演:吉田羊 野村周平 大久保佳代子 篠原篤 唐田えりか 成田凌 広末涼子 吉田鋼太郎 玉木宏
配給:アスミック・エース
【ストーリー】 とあるところに存在する恋愛クリニック「ラブドック」。そこは恋愛体質の人にこそ、意味のある場所。ある日訪れたのは人気パティシエの剛田飛鳥。人生で成功を収めながらも、節目節目で恋愛に走り、仕事を無くし、親友を無くしてきた。そんな飛鳥に、魅惑の女医、冬木玲子が処方したのは、遺伝子から抽出したという特別な薬。これを打てば危険な恋愛をストップできる優れもの?果たして彼女の恋愛模様は、薬で軌道修正できるのか?いくつになっても恋をしたい!人生を楽しみたい!でも理想と現実がかみ合わない…。そんな女性たちに贈る、遺伝子レベルで恋が始まる、究極のラブコメディ!
(C)2018 『ラブ×ドック』製作委員会