イ・ビョンホン × キム・ユンソクW主演『天命の城』韓国映画に初参加の坂本龍一によるコメント映像

『トガニ 幼き瞳の告発』『怪しい彼女』の俊英ファン・ドンヒョクが監督を務め、イ・ビョンホンとキム・ユンソクをダブル主演に迎えた歴史大作『天命の城』が、6月22日より全国ロードショーとなる。このほど、本作で初の韓国映画の音楽を手掛けた坂本龍一によるコメント映像が公開された。

本作は、極寒の地で繰り広げられる朝鮮王朝の存亡を懸けた男たちの47日間の闘いを描く歴史大作。監督は、『トガニ 幼き瞳の告発』や『怪しい彼女』のファン・ドンヒョク。主演には、王と民が生き延びることを第一に考え、清との和平交渉を主張する吏曹大臣チェ・ミョンギル役に、ハリウッドでも活躍するイ・ビョンホン、そして大儀と名誉を重んじ最後まで戦うことを主張する礼曹大臣キム・サンホン役を、『チェイサー』や『哀しき獣』のキム・ユンソクが演じる。さらに、二人の大臣の対立の中で決断を迫られる朝鮮国王・仁祖には『神弓-KAMIYUMI-』のパク・ヘイル、山城の鍛冶屋役にコ・スと、韓国映画界を代表する俳優陣が豪華共演を果たした。

音楽を手掛けるのは、近年ではアカデミー賞3冠の『レヴェナント:蘇りし者』、李相日監督作『怒り』の映画音楽を手掛け、常に革新的なサウンドを追求する世界的巨匠、坂本龍一。韓国映画に念願の初参加となり、現代的なシンフォニーに韓国の伝統音楽を取り入れた斬新なスコアを完成させ、本作の普遍的な感動と迫力を重厚なサウンドで盛り上げている。

■坂本龍一 コメント
こんにちは。坂本龍一です。今回僕は映画『天命の城』の音楽を担当致しました。この映画は韓国の歴史の中でも、ある種、屈辱的な歴史の一コマを扱っております。ただ僕が大変すばらしいと思うのは、戦争ではなくて和平を求めるという一大決心をした王様とその家臣たちが主人公で、それをあえて作った監督、プロデューサーたちは大変勇気のあるということです。その勇気を僕は称えたいと思います。ぜひご覧ください。

『天命の城』
6月22日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ファン・ドンヒョク
音楽:坂本龍一
出演:イ・ビョンホン キム・ユンソク パク・ヘイル コ・ス
配給:ツイン
提供:ツイン、Hulu

【ストーリー】 1636年、清が朝鮮に侵入し「丙子の役」が勃発。敵軍に完全包囲され、冬の厳しい寒さと飢えが押し寄せる絶体絶命の状況の中、朝鮮の未来を見据えた大臣たちの意見は激しく対立する。平和を重んじ清と和睦交渉を図るべきだと考える吏曹大臣チェ・ミョンギル(イ・ビョンホン)と、大義を守るべく清と真っ向から戦うことを主張する礼曹大臣のキム・サンソン(キム・サンソク)。対立する二人の大臣の意見に王・仁祖の葛藤が深まる。抗戦か、降伏か。朝鮮王朝の運命は―!?

ⓒ 2017 CJ E&M CORPORATION, SIREN PICTURES ALL RIGHTS RESERVED