森崎ウィン、ベトナム語に自信あり「センスある、歌も上手いんです(笑)」 映画『クジラの島の忘れもの』舞台挨拶付きプレミア上映会レポート

哀しみを抱えた女性とベトナム人の心優しき青年の国境を越えた恋を描く映画『クジラの島の忘れもの』が5月12日より全国ロードショーとなる。本作の舞台挨拶付きプレミア上映会が4月24日に渋谷ユーロライブで行われ、主人公・愛美を演じる大野いと、愛美に惹かれるベトナム人研修生・コア役の森崎ウィンが登壇した。

本作の主演を務めた大野は、役作りについて「過去に傷を背負った役だったので、そこを大切にしながら演じました。あとは森崎さんのお芝居にすごく助けられて、役にスッと入ることができました」と森崎に感謝。これを受けて森崎は「まずはお褒めいただき、ありがとうございます。いとちゃんにも現場で助けてもらい、すごく勉強になりました」と大野に一礼し、「僕はミャンマー出身でベトナム人役をやるということで、歴史から勉強させていただきました。あとは上手ではない日本語のしゃべり方を研究しましたね」と、下手すぎず流暢すぎない瀬戸際の日本語を模索したという。

本作でベトナム語に初挑戦した森崎と大野。森崎は「僕は耳が良くて、一発で『上手いね』と言われて。やっぱりセンスあるんだなと(笑)」と自画自賛。大野は「本当に難しくて、何度も指摘されて…」とベトナム語の難しさを語りつつ、「森崎さんは耳がいいんですね」と切り返すと、森崎は「普段歌っているので。歌も上手いんです(笑)」と冗談ぽく笑い、会場を大爆笑させていた。

舞台挨拶には在日ベトナム社会主義共和国大使館代表のホー・タイ・フェンさんの挨拶、観光大使3名による花束贈呈なども行われていた。

クジラの島_ポスタービジュアル (1)

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『クジラの島の忘れもの』
5月12日(土)より渋谷シネパレス他、全国ロードショー
監督・編集:牧野裕二
出演:大野いと 森崎ウィン 幸地尚子 嘉手納良智 神田青 宮島真一 黒田よし子 はるか グエンニュークイン 北川彩子
主題歌:ReN「Umbrella」(Booost Music)
配給:エムエフピクチャーズ

【ストーリー】 幼い頃震災で母を亡くした愛美は、母との思い出が残された沖縄に移り住む。そこでベトナム人研修生の青年・コアに出会う。共に過ごす内に互いに心惹かれていくが、彼は将来の夢のために母国へ帰るという。愛美は母への想いを遂げることが出来るのか、そして2人の恋は叶うのか…。恋と夢を追い求める全ての人に送る、美しい沖縄とベトナムが舞台のピュアなラブストーリー。

©クジラの島の忘れもの製作委員会