舘ひろし、古川雄輝の上から目線にタジタジ?「連続ドラマW 60 誤判対策室」完成披露試写会レポート

ニューウェーブ警察ミステリー小説「エウレカの確率」シリーズなどで注目を集めた石川智健の人気ミステリー小説「60 誤判対策室」を、主演・舘ひろし、ドラマ初監督となる熊切和嘉によって連続ドラマ化した「連続ドラマW 60 誤判対策室」がWOWOWプライムにて5月6日より放送される。本作の完成披露試写会が4月23日に東京・神楽座で行われ、主演の舘ひろしをはじめ、古川雄輝、星野真里、監督の熊切和嘉が登壇した。

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これまでキレキレの刑事役のイメージのある舘だが、本作では定年間際の“ヨレた刑事”役に挑戦。「監督から無精髭を生やして欲しいと言われ、寝癖が付いているシーンから始まり、二日酔いで出勤して、これでもかというぐらいヨレろヨレろという感じで(笑)。今までにない自分に出会った気がしております」と新境地を開拓してくれた熊切監督に感謝した。

若手弁護士の世良章一役を演じた古川は「脚本を開いた時に、まず舘ひろしさんの名前があることに衝撃が。『俺、舘ひろしさんと一緒に芝居するんだ…』」と大先輩との芝居にワクワクしたという。役作りについては「世良が生意気なことを言うんですけど、なぜ生意気なのかつかめなくて…」と、監督との綿密な話し合いでキャラを作っていったことを告白。それを聞いた舘は「お芝居をしてると、(古川が)なんとなく上から目線なんですよ(笑)」とチクリ。それを聞いた古川は小声で「すいません…(笑)」と謝り、会場を爆笑させた。

舘はそんな古川の印象について「初めて会う、新しいタイプの俳優さん。芝居が上から目線で(笑)、透明感があり、僕には絶対できないお芝居をする。コンプレックスを感じさせる(笑)」と皮肉交じりに大絶賛。対して古川は「上から目線は本当に役作りということで(笑)」と弁解しつつ、「舘さんは、めちゃくちゃカッコイイ。怖い人だったらどうしようとビクビクしていたんですけど、本当に気さくに話しかけてくださって(笑)」と大先輩の配慮に感謝していた。

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「連続ドラマW 60 誤判対策室」
5月6日、WOWOWプライムにて放送スタート
毎週日曜 夜10:00(全5話)※第1話無料放送
原作:石川智健「60 誤判対策室」(講談社文庫刊)
監督:熊切和嘉
脚本:高田亮
出演:舘ひろし 古川雄輝 星野真里 村上淳 赤堀雅秋 ハマカワフミエ 酒井若菜 竹原ピストル 若松武史 小林勝也 康すおん

【ストーリー】 ベテラン刑事・有馬英治(舘ひろし)は、死刑囚の冤罪の可能性を調査する組織「誤判対策室」で60歳の定年を迎えようとしていた。組織には有馬のほかに若手エリート弁護士・世良章一(古川雄輝)と検察庁から左遷された検事の春名美鈴(星野真里)が所属する。凄腕で知られた有馬だったが、かつて担当した事件で無実の者を冤罪に陥れた過去があった。世良と春名をよそに、定年までを惰性で過ごす有馬にとって「誤判対策室」での日々はどうでもよかったが、ある時一つの事件の情報を入手する。なぜか有馬は取り憑かれたようにその事件を調べ、一人の確定死刑囚・古内博文(康すおん)にたどり着く。かつての事件への贖罪の気持ちと、冤罪を疑い必死になる有馬は、ついに隠されていた真実をみつけるが、すでに古内には死刑執行が迫っていた。