クラムボンmito「映画を2回観ようとは思わないんですけど、次の日にもう一度観ました」映画『さよなら、僕のマンハッタン』公開記念特別トークイベント

『(500)日のサマー』『gifted/ギフテッド』のマーク・ウェブ監督最新作『さよなら、僕のマンハッタン』が4月14日より全国ロードショーとなる。本作の公開を記念し、4月5日に渋谷ユーロライブでクラムボンのmitoをゲストに迎え公開記念特別トークイベントが開催された。

本作は、退屈な毎日を送っていた青年が、おかしな隣人と父の愛人との出会いを経て、少しだけ大人へと成長する物語。主人公トーマスを演じるのは、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の出演が控える若手英国俳優のカラム・ターナー。このほか、ジェフ・ブリッジス、ケイト・ベッキンセール、ピアース・ブロスナン、シンシア・ニクソン、『DOPE/ドープ!!』やNetflix「イージー」で人気急上昇中のカーシー・クレモンズなど新旧豪華キャストが共演を果たした。

本イベントに先立ち、本作はもちろん、マーク・ウェブ監督の作品は観ているというmitoは、「随分と感じが変わったイメージ。今までは舞台に対して、色付けで音楽を使っていた。今回はサイモン&ガーファンクルの曲がほぼテーマ曲になっている。もっと音楽オタク気質だと思っていたのですが、今回はど直球」と音楽の使われ方に意外性を感じたという。

映画を観終わった観客に対して「もう一回観たくないですか?」と問いかけたmitoは、「もうちょっと噛み砕いて観たら、見え方が変わるんじゃないかと。なかなか映画を2回観ようとは思わないんですけど、これだけは次の日にもう一度観ました」とコメント。「見落としがちだけど、重要なテーマを描いている。でも大きすぎて、エンターテイメントととしてはつかみづらい。音楽も誰もが弾けるコードで、いい曲を作るのは大変。それに近いことを監督は提示して、成功していると思う」と作品を考察した。

最後にmitoは観客に向け「確実に見落としているものがあると思いますので、ぜひもう一度観て補完して欲しいです。思慮深いセリフがあちらこちらにあります。なにか観たいなという時に手を伸ばせる作品だと思います」とコメントしイベントは終了した。

『さよなら、僕のマンハッタン』
4月14日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国順次公開
監督:マーク・ウェブ
出演:カラム・ターナー ケイト・ベッキンセール ピアース・ブロスナン シンシア・ニクソン ジェフ・ブリッジス カーシー・クレモンズ
配給:ロングライド

【ストーリー】 大学卒業を機に親元を離れたトーマスは、風変わりな隣人W.F.ジェラルドと出会い、人生のアドバイスを受けることに。ある日、想いを寄せるミミと行ったナイトクラブで、父と愛人ジョハンナの密会を目撃してしまう。W.Fの助言を受けながらジョハンナを父から引き離そうと躍起になるうちに、彼女の底知れない魅力に溺れていく。退屈な日々に舞い降りた二つの出会いが彼を予想もしていなかった自身と家族の物語に直面させることになる…。

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