『君の名は。』『秒速5センチメートル』のコミックス・ウェーブ・フィルム最新作『詩季織々』特報

『君の名は。』や『秒速5センチメートル』の新海誠監督作品などで知られるコミックス・ウェーブ・フィルム(CWF)制作の最新作『詩季織々』(しきおりおり)が、今夏に公開される。このほど、特報映像と新ビジュアルがお披露目となった。

本作は、中国の3都市を舞台に、失いたくない大切な思い出を胸に、大人になった若者たちの、過去と今を紡いだ珠玉の青春アンソロジー。アニメ初挑戦の実写映画監督イシャオシン、CGチーフとして新海作品を支え続けてきた竹内良貴(本作がオリジナル作品初監督)、そして、『秒速5センチメートル』を観て新海監督に憧れ、CWFに長年ラブコールを送り続けたリ・ハオリンという、日中の才能ある若手監督3人が集まり、切なくも心温まる3つの短編を描く。

公開された特報は、各物語の主人公にとって失いたくない大切な思い出となる重要なシーンが登場し、さらに、CWFが得意とする詩的にして鮮麗な風景描写が見事に映し出された余韻あふれる特報となっている。冒頭「陽だまりの朝食」では、監督の出身地・湖南省の牧歌的な美しい風景に、名物・三鮮米粉(さんせんビーフン)と祖母との思い出が、「小さなファッションショー」では、大都会・広州で、幼い頃の思い出を抱え懸命に生きる姉妹二人の姿が、そして最後、「上海恋」では、監督の故郷である移りゆく上海の石庫門(せきこもん)を舞台に、少年少女の瑞々しい青春模様が、短い中にも情感たっぷりに描かれている。

陽だまりの朝食▲「陽だまりの朝食」

小さなファッションショー▲「小さなファッションショー」

上海恋▲「上海恋」

『詩季織々』
2018年夏、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか公開
監督:リ・ハオリン イシャオシン 竹内良貴
配給:東京テアトル

©「詩季織々」フィルムパートナーズ