2016年のイタリア・ゴールデングローブ賞にて最優秀脚本賞を受賞した、3人の少年少女の恋と友情を描く青春映画『最初で最後のキス』が、6月2日に公開されることが決定した。併せて、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
イタリアの高校を舞台に、その大切な絆や未来を、無知ゆえに自ら破壊してしまう青春の残酷さを焼き付けた本作は、イタリアでスマッシュヒットを飛ばし、ヨーロッパ各国の映画祭で多数の観客賞を受賞した。監督は、『ミラノ愛に生きる』や『あしたのパスタはアルデンテ』の脚本を手掛けたイヴァン・コトロネーオが務め、共同で脚本も担当。いじめや差別が、ネットやSNSによって若者をさらに過酷な状況へと陥らせている様を繊細にリアルに映し出す。また、劇中ではレディー・ガガをはじめとするポップな楽曲が多数使用され、現実を跳ね飛ばす手段として描かれるカラフルでファンタジックな“ポジティブな妄想”シーンも魅力的だ。撮影には『グレートビューティー/追憶のローマ』の名カメラマン、ルカ・ビガッツィを起用。メインの3人を瑞々しく演じた俳優たちのフレッシュな才能にも注目だ。
『最初で最後のキス』
6月2日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督・原案・脚本:イヴァン・コトロネーオ
出演:リマウ・グリッロ・リッツベルガー ヴァレンティーナ・ロマーニ レオナルド・パッザッリ
配給:ミモザフィルムズ 日本イタリア映画社
【ストーリー】 イタリア北部・ウーディネ。個性的なロレンツォは、愛情深い里親に引き取られ、トリノからこの町にやって来るが、奇抜な服装で瞬く間に学校で浮いた存在に。ロレンツォは同じく学校で浮いている他の2人―ある噂から“尻軽女”とのそしりを受ける少女ブルーと、バスケは上手いが“トロい”とバカにされるアントニオと友情を育んでいく。自分たちを阻害する生徒らに復讐を試みるが、それを機に少しずつ歯車が狂い始める…。
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