伝説のカルチャー・エロ雑誌の編集長・末井昭の自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊)を、柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』が3月17日より全国ロードショーとなる。本作の東京プレミア上映会舞台挨拶がテアトル新宿で行なわれ、キャストの柄本佑、前田敦子、三浦透子、尾野真千子、原作者の末井昭、監督の冨永昌敬が登壇した。
【本イベントの模様は、後日全文掲載する予定です】
各女優と共演した感想について、柄本は「奥さん役の前田さんは、僕のあっちゃん、私のあっちゃんにしたくなる魅力のある人。こんなあっちゃんにしたいんだと思わせるような。色気を漂わせた白いキャンバスみたいな」と表現。
三浦に関しては「どっしりとされていて、21歳で年下なんですけど、着いて行きたくなるくらい後ろ姿がたくましくて」と柄本なりに絶賛すると、MCから「褒め言葉かどうかわかりませんが…(笑)」とツッコまれていた。
尾野とは共演シーンがなかったそうだが、「すげー綺麗です。色っぽくて、スローのカットがあるんですけど、皆さんがあまり見たことのない尾野さんを見ていただけるんじゃないかと」と語った。
本作のタイトルにちなんで自身のスキャンダルを問われた柄本は「ストリーキングのシーンで前張りをしていたのですが、はがれしまって…ちゃんとつけ直しました。3回ぐらい」と衝撃の告白をし、会場を爆笑させていた。
【本イベントの模様は、後日全文掲載する予定です】
『素敵なダイナマイトスキャンダル』
3月17日(土)より、テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほかにて全国公開
監督・脚本:冨永昌敬
音楽:菊地成孔 小田朋美
出演:柄本佑 前田敦子 三浦透子 峯田和伸 中島歩 落合モトキ 木嶋のりこ 瑞乃サリー 政岡泰志 島本慶 若葉竜也 嶋田久作 松重豊 村上淳 尾野真千子
主題歌:尾野真千子と末井昭「山の音」(TABOO/Sony Music Artists Inc.)
配給:東京テアトル
【ストーリー】 バスも通らない岡山の田舎町に生まれ育った末井少年は、7歳にして母親の衝撃的な死に触れる。肺結核を患い、医者にまで見放された母親が、山中で隣家の若い男と抱き合いダイナマイトに着火&大爆発!!心中したのだ─。青年となり上京した末井昭は、小さなエロ雑誌の出版社へ。のち編集長として新感覚のエロ雑誌を創刊。読者の好奇心と性欲をかきたてるべく奮闘する日々の中で荒木経惟に出会い、さらに末井のもとには南伸坊、赤瀬川源平、嵐山光三郎ら、錚々たる表現者たちが参集する。その後も発禁と創刊を繰り返しながら、数々の雑誌を世におくりだしていく…。
©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会