第41回サンタバーバラ国際映画祭コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門に正式出品された映画『#拡散』(読み:カクサン)が、2月27日(金)より全国公開。その初日、TOHOシネマズ日比谷にて舞台挨拶が行われ、主演の成田凌、共演の沢尻エリカ、山谷花純、赤間麻里子、船ヶ山哲、鈴木志音、そしてメガホンを取った白金監督が登壇。会場は熱気と笑い、そして温かな拍手に包まれた。

約7年半ぶりの映画出演となった沢尻エリカ。登壇早々、「初日を迎えられてうれしく思っています」と静かに語った。舞台裏が「めちゃくちゃ暑くて!」というエピソードから、成田が「『暑ってやばい!涼しくして!』って(笑)」と明かすなど、和やかなムードでスタート。そんな中、沢尻は久々の撮影について「ちょっと緊張していた」と率直な胸の内を明かしつつ、「成田さんがすごく現場を引っ張ってくれていたので、頼もしいなって思いながらやっていました」と信頼を寄せた。
さらに、同じ事務所の後輩である山谷花純が涙ながらに「この場所でこの言葉を言うのは間違っているかもしれないですが、“おかえり”って伝えたいです」とメッセージを送ると、沢尻は思わず笑顔で「めっちゃうれしいです!」と声を弾ませた。
撮影前のワークショップや富山の居酒屋で偶然出会ったことをきっかけに距離が縮まったという二人。「毎日ご飯やスナック、ジャズバーに行ったり、最後は肩を組んでホテルまで帰ったりしていました」と振り返り、会場を温かな空気で包み込んだ。
主人公・浅岡信治を演じた成田凌は、「初日に見ていただけて本当にうれしいです。感謝しています」と観客へメッセージ。1月にロケ地・富山県で行われた感謝上映会については「めちゃくちゃ雪の日でしたが、人も拍手も温かくて、すごくいい反応をいただけました」と振り返り、「自信をもってここに立たせていただけているのは、そのとき見に来てくださった方たちのおかげ」と感謝を述べた。
オファーを受けた当初は「とてもチャレンジングな企画だったので心が踊った反面、少し迷う自分もいた」と明かしながらも、「これは映画人としてこの時代にやらなければいけない作品だと思った。一目惚れをして、この作品を皆さんと作ることができた」と覚悟を語る。そして最後に、強い決意を込めてこう締めくくった。「見ていただいて、人に話していただいて、拡散していただいて、初めてこの映画は完成します。」
原案・編集・監督を務めた白金(KING BAI)監督は、「この映画は、皆さんが見て感想を語り合うことで始まります。だから映画としてはまだ未完成」とコメント。「ちょっと難しいテーマかもしれないですが、今やるべき作品だと確信しています。ぜひ友だちや家族に“拡散”していただけたら」と観客へ呼びかけた。
本作は、ワクチン接種翌日に妻を亡くした介護士・浅岡信治(成田凌)が、その死因をワクチンにあると信じて医師を糾弾するところから物語が始まる。地方紙記者・福島美波(沢尻エリカ)が撮影した一枚の写真をきっかけに、彼の存在はネット上で爆発的に拡散。“反ワクチンの象徴”として祭り上げられ、SNSの渦に飲み込まれていく。
真偽不明の情報、陰謀論、炎上、ライブ配信、フォロワー数の急増――。コロナ禍以降もなお続く情報過多社会のカオスを、圧倒的なリアリティで描き出す。脚本は『あゝ、荒野』『正欲』などで知られる港岳彦が担当。現代の“拡散”という現象に真正面から切り込んだ意欲作だ。







■作品情報
タイトル:『#拡散』(読み:カクサン)
原案・編集・監督:白金(KING BAI)
脚本:港岳彦
出演:成田凌、沢尻エリカ、淵上泰史、山谷花純、赤間麻里子、船ヶ山哲、鈴木志音、DAIKI、MIOKO、高山孟久 ほか
制作プロダクション:株式会社白菜娯楽
宣伝:プリマステラ
配給協力:チームジョイ株式会社
配給:株式会社ブシロードムーブ
主題歌:「sunrise」野田愛実(avex trax)
公開日:2026年2月27日(金)
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