「コーヒーを飲んで帰るはずだった」ホン・サンス流“酩酊ホームドラマ”誕生『自然は君に何を語るのか』予告編&ポスター解禁

第75回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作、ホン・サンス監督の最新作『自然は君に何を語るのか』のポスターと予告編が解禁された。本作は、2025年11月から2026年3月までの5カ月連続企画「月刊ホン・サンス」の最終章を飾る一本。恋人の実家で思いがけず家族と一日を過ごすことになった青年の、辛くて可笑しい“あるある”を描く酩酊ホームドラマだ。

物語は、詩人のドンファが恋人ジュニを家まで送り届けたことから始まる。玄関先で彼女の父と鉢合わせたことをきっかけに、思いがけず恋人の家族と一日を共にすることに。ぎこちない空気のなか家や近所を案内され、徐々に距離を縮めていくドンファ。しかし一家が揃う夕食の席で酒を勧められるまま飲み続けるうち、緊張と酔いが重なり、取り返しのつかない“お酒の大失敗”が起きてしまう――。

主人公ドンファを演じるのは、ホン・サンス作品常連のハ・ソングク。本作で初主演を務め、プライドを持ちながらも酒席で失態を犯す青年をユーモアと哀愁たっぷりに体現する。恋人ジュニ役にカン・ソイ、彼女の両親役にクォン・ヘヒョとチョ・ユニ、姉役にパク・ミソと、ホン・サンス映画でおなじみの俳優陣が集結。第75回ベルリン国際映画祭では「軽やかに酔い、鋭く刺さるホン・サンスの真骨頂」と評され、普遍的な“恋人の家族との対面”という題材を、皮肉とユーモアで描いた中毒性のある一作となっている。

今回解禁されたポスターは、「コーヒーを飲んで帰るはずだった」というコピーとともに、恋人の実家の食卓で思わぬ展開に巻き込まれていく青年の一瞬を切り取ったビジュアル。いたたまれなさと可笑しさが同居する空気感が印象的だ。あわせて公開された予告編では、家族とのぎこちない交流から酒席での緊張、そして“取り返しのつかない失敗”へと至る一日のドラマがコミカルかつ鋭く描かれている。

さらに「月刊ホン・サンス」では、本作とともに過去作『正しい日 間違えた日』の特別復活上映も実施。新旧作を通して、酒と日常の些細な選択がもたらす人間ドラマという、ホン・サンス映画の魅力を存分に味わえる企画となっている。

▼予告編

■作品情報
タイトル:『自然は君に何を語るのか』
原題:WHAT DOES THAT NATURE SAY TO YOU
監督・脚本・製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス
出演:ハ・ソングク、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、カン・ソイ、パク・ミソ
製作年:2025年
製作国:韓国
上映時間:108分
言語:韓国語
配給:ミモザフィルムズ
公開日:2026年3月21日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開

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