柄本佑が主演を務める最新作『メモリィズ』の超特報映像とティザービジュアルが解禁された。本作は、日々スマートフォンで写真や映像を撮り続ける私たちの営みと、「記憶」「記録」という行為そのものを見つめ直す、静謐で力強いヒューマンドラマだ。

解禁された超特報は、「どうかこの瞬間を忘れませんように。」という印象的な言葉から始まる。シャッターを切る瞬間、誰かと映像をシェアする行為――日常の何気ない時間が、記憶として積み重なっていく様子を、穏やかな映像とともに切り取っている。大きな事件は起こらない。しかし、撮ること、残すこと、思い出すことの尊さが、静かに胸に迫る内容となっている。
同時に解禁されたティザービジュアルも、作品の世界観を象徴する仕上がりだ。「撮った写真、撮られた写真。」というコピーが添えられ、忘れてしまうかもしれない数々の瞬間が、アルバムのように積み重なっていく感覚を想起させる。記憶の儚さと美しさを併せ持つビジュアルが、本作のテーマを端的に伝えている。
主人公・雄太は、脚を骨折した義父の世話をするため、九州の田舎町を訪れる。義父が営む昔ながらの写真館を手伝いながら、東京に残した妻と娘とスマホの映像を送り合う日々。何気ない出来事の積み重ねと、その記録の先に、家族が生きてきた長い時間と人生の重なりが、静かに、しかし鮮やかに浮かび上がっていく。
主人公・雄太を演じるのは柄本佑。繊細な内面の揺らぎを表現し続けてきた柄本が、本作でも静かな重みを作品にもたらしている。監督・脚本を手がけるのは、本作が長編デビューとなる坂西未郁。助監督やメイキングカメラマンとして培ってきた経験をもとに、「記録すること」の意味を映画として描き出す。
▼超特報
https://youtu.be/hcAfQRrP8sk
■作品情報
作品名:メモリィズ
出演:柄本佑
監督・脚本:坂西未郁
製作・配給:リトルモア
宣伝:ヨアケ
製作協力:FOD
特別協力:竹田市
公開日:2026年6月 全国公開
上映時間:97分
音響:5.1ch
製作年:2026年
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